シベリア出兵90年と金塊疑惑

シベリア出兵90年と金塊疑惑 白鳥正明 東洋書店(2009/10)
目次

「シベリア出兵と金塊疑惑」 略年表
はじめに
第1章 シベリア出兵の序幕 〜朝鮮・満州・ロシア極東への日本の銀行進出
(1)第一銀行の朝鮮進出 (2)横浜正金銀行満州進出とウラジオストク支店開設 (3)朝鮮銀行の成立と満州進出
第2章 十八銀行ウラジオストク支店(松田銀行部)開設
(1)長崎県民のウラジオストク渡航 (2)杉浦商店銀行部の営業譲渡と松田銀行部 (3)松田銀行部の営業譲渡と朝鮮銀行ウラジオストク支店 ◆朝鮮銀行ウラジオストク支店の成立 ◆朝鮮銀行ウラジオストク支店の営業 ◆ソ連ウラジオストク支店立ち入り検査と支店閉鎖
第3章 第1次世界大戦期の日本の対ロシア兵器輸出と円貨ロシア国債の発行
(1)第1次大戦と日本の対ロシア兵器輸出 (2)連合国政府とロシア帝国財務省の円貨国債発行 (3)ロシアの兵器購入代金はどう支払われたか? (4)ロシアに対する債権の請求権はどうなったか? (5)ロシア向け兵器は引き渡されたのか?
第4章 反革命コルチャク政府への軍事援助と金決済
(1)第1次世界大戦とロシア金準備の移動 (2)コルチャク政府の軍需品代金支払い (3)コルチャク軍敗退でロシア金塊はどこへ行ったか?
第5章 浦塩派遣軍のロシア極東侵攻作戦
(1)第1次世界大戦と日本陸軍 (2)1910年代ロシア極東の社会経済情勢 (3)日本の単独出兵と連合国の共同出兵 (4)浦塩派遣軍のロシア極東侵攻作戦 (5)コルチャク政府と陸軍特務機関
第6章 浦塩派遣軍の軍紀の乱れと金塊掠奪
(1)マザノヴァ村襲撃とパルチザンの復讐 (2)派遣軍将兵の掠奪・窃盗・買春・梅毒 (3)『西伯利出兵憲兵史』にみる軍規の乱れ (4)浦塩派遣軍・第14師団の金塊掠奪事件
第7章 朝鮮銀行横浜正金銀行の金貨担保融資
(1)ロシア国立銀行ウラジオストク支店への金担保融資 (2)担保金貨融資への疑問 (3)朝鮮銀行のロシア金塊買い取り大阪造幣局
第8章 ロシア金塊の対日流入ルート
(1)シロトキン教授推計の金塊対日流入ルート (2)コルチャク政府による金塊の対外流出 (3)セミョーノフの金塊 (4)ロザノフ将軍の金塊 (5)ペトロフ将軍の金塊 (6)カルムィコフ掠奪金と五味大佐
第9章 ロシア金塊疑惑調査の問題点
(1)日本における民事訴訟 (2)ロシアの調査とナチス金塊会議 (3)客観的調査の必要性 (4)金塊問題へのロシアの反響
終わりに
主要参照文献

本書は元プラウダ駐日特派員ラトゥィシェフ『日本はどのようにロシア金塊を奪ったか(1996)』と朝鮮銀行を継承した日本債権信用銀行取締役であった多田井喜生『大陸に渡った 円の興亡(1997)』に基づいて、その金塊問題の経過を追い当時の状況・事実を織り込んで今だよくわかってないこの問題をちょっぴり見直してみようという試みである。
僕がたまたまこの本を読んだ理由は、聖痕のクェイサーでのカーチャの狼藉に我慢ならず、カーちゃんの弱点を探すために家にある蔵書を漁ったら、関連しそうなものが唯一これしかでてこなかった、というものである。これではまだカーちゃんの弱点にたどり着けないな。それにしても酷い、華おねーちゃんもあんなびしょ濡れな涙目の子に抱きつかれたらそりゃ「うわっ!!」って裏を知っててもびつくりしますよ。華おねーちゃんも「こらー!」な感じで抵抗するものの「ひゃん♡」って、カーちゃんの小悪魔め。負けるな!がんばれ!華おねーちゃん!!