震災ビジネスの闇

震災ビジネスの闇 夏原武 宝島社(2011/12/6)
目次----------------------------------------------------------------
はじめに


序章


第1章 「廃材ビジネス」の闇
廃車利権の深い闇
廃車にならない被災車輌
23万台超の被災車両は“宝の山”
廃材ビジネスを追う
流通する被災地の木材
資材不足で加速する廃材ビジネス
放射能瓦礫ビジネス
汚染を承知で処理をする
不法投棄される放射能汚染瓦礫
暗躍する土砂ビジネス
基準値以下の土砂を狙う
狙いは携帯電話のレアメタル
土砂に埋もれた「何もかも」を金にする


第2章 「建築ビジネス」の闇
ボランティア詐欺の面々
入り口はボランティア
改築とリフォームの裏側
被災家屋にもリフォーム詐欺
素人を現場に送る詐欺業者
デタラメ査定でローンを組ませる
震災で追い風「耐震強化詐欺」
助成金に群がる奴ら
不正融資の系譜
巨額の公的資金を餌にした詐欺
銀行は書類と担保に金を貸す
被災者の仮面をかぶる詐欺師たち
怪しげな震災ファンドの中身
マネーロンダリングに使われる裏ファンド
名目だけ使用される「震災復興」
今後も増える犯罪ファンド


第3章 「転居ビジネス」の闇
新天地の正体
被災地の方への特別限定プラン
新天地は2階建てのプレハブ
支払った20万円は泣き寝入り
被災した家族を狙う悪徳業者
売り出された“不用品”
公共宿所の2重借り
ルームシェアで被災女性を狙う
同居男はレイプ目当ての常習犯
募集に来た女性を風俗にまわす
タダの寮完備で女性を釣る風俗業者


第4章 「斡旋ビジネス」の闇
就職斡旋ビジネスの実態
無職という不安につけ込む業者
就労先は産業廃棄物処理施設
書類だけの会社で資本金を募る
被災者認定という問題
認定する側の心情
一時金斡旋という悪質業者


第5章 「健康ビジネス」の闇
放射能除去装置の嘘
30万円で購入したのは普通の浄水器
放射能デトックスは本当か
放射能を防ぐ」のひと言でボロ儲け
放射能除去にも顔を出したホメオパシー
民間療法や民間信仰を鵜呑みにする人たち
震災で活気づくマルチ商法
人間関係を金に換えるビジネス
老人を騙す水資源詐欺
震災がらみでネタを作る劇場型詐欺
政府関連団体を装う震災融資事業団
10倍融資という甘い罠
震災を契機にした詐欺


終章

                                                                                                                              • -

 それがあるとないとじゃ大違いになるってわけだ。
 銀行を騙すにしろ、地元の企業を騙すにしろ、足をこっちに置いておくのが大切ってことだよ。
 融資がらみだと他にも話があるよ。それはさ、公的資金導入前でも後でもできるんだけど、要は特別枠とか優先枠の話だな。
 なにしろお上のやることは時間がかかるし、杓子定規で融通がきかないだろ。そこを突くわけだ。
 こっちも特別融資財団だとか、NPOだとかいろいろ肩書きをつけるわけだが、昔と違ってNPOが使えるのは便利でいいよな。こんなものすぐ貰えるわけだからさ。

偽物語10話 月火ちゃん「悪いけど、ラブラブっすよ。  火憐ちゃんのほうのみづどり君は近頃ちょっとだけ不協和音だって話も聞くけど、基本あっちも順調のはずだよ」
ファイヤーシスターズファンが膝を落とした瞬間。 俺の火憐ちゃんが男と交際するはずがない。