戦後の外事事件―スパイ・拉致・不正輸出

戦後の外事事件―スパイ・拉致・不正輸出　外事事件研究会　東京法令出版 (2007/10)
目次--------------------------------------------------------------------------------
はしがき

Ⅰ　ロシア（旧ソ連）関係諜報事件
総論
1　三橋事件　昭和27年12月10日　国家地方警察東京都本部検挙
2　関三次郎事件　昭和28年8月2日　国家地方警察札幌管区本部検挙
3　ラストボロフ事件　昭和29年1月24日　亡命
4　セドフ事件　昭和44年5月11日　警視庁検挙
5　コノノフ事件　昭和46年7月21日　警視庁検挙
6　クブリッキー事件　昭和49年2月11日　神奈川県警検挙
7　マチェーヒン事件　昭和51年5月12日　警視庁検挙
8　ドリュー・ゴットリーブ事件　昭和51年10月13・14日　警視庁検挙
9　コズロフ事件　昭和55年1月18日　警視庁検挙
10　横田基地中ソスパイ事件　昭和62年5月19日　警視庁検挙
11　ポクロフスキー事件　昭和62年7月20日　警視庁検挙
12　プレオブラジェンスキー事件　昭和62年8月11日　警視庁検挙
13　シランコフ事件　平成3年4月19日　警視庁検挙
14　ダヴィードフ事件　平成4年5月28日　警視庁検挙
15　黒羽・ウドヴィン事件　平成9年7月29日　警視庁国際手配
16　チェルヌィーフ事件　平成9年11月4日　警視庁検挙
17　ボガチョンコフ事件　平成12年9月8日　警視庁、神奈川県警察合同捜査本部検挙
18　シェルコノゴフ事件　平成14年3月22日　警視庁検挙
19　サベリエフ事件　平成17年10月20日　警視庁検挙
20　ペツケビチ事件　平成18年8月10日　警視庁検挙
参考1　ゾルゲ事件　昭和16年10月18日　警視庁検挙
参考2　レフチェンコ証言問題　昭和57年12月9日　米国下院情報特別委員会公表

Ⅱ　ロシア（旧ソ連）関係レポ船事件
総論
1　第一一幸与丸事件　昭和49年12月4日　北海道警察検挙
2　第一八和晃丸事件　昭和55年1月9日　北海道警察検挙
3　第三五功洋丸事件　昭和57年12月29日　北海道警察検挙
4　第一二誠良丸事件　昭和59年12月6日　北海道警察検挙
5　第五日東丸事件　昭和60年9月18日　北海道警察検挙
6　第六五秀栄丸事件　平成3年11月27日　北海道警察検挙

Ⅲ　中国関係諜報事件
総論
1　汪養然事件　昭和51年1月26日　警視庁検挙
2　研究文献等中国流出事　昭和53年6月2日　警視庁検挙
3　横田基地中ソスパイ事件　昭和62年5月19日　警視庁検挙
4　国防協会事件　平成15年9月17日　警視庁検挙
5　中国事業顧問事件　平成18年3月28日　警視庁検挙

Ⅳ　北朝鮮関係諜報事件
総論
1　第一次朝鮮スパイ事件　昭和25年9月9日　警視庁検挙
2　第二次朝鮮スパイ事件　昭和28年9月20日　警視庁検挙
3　第三次朝鮮スパイ事件　昭和30年6月26日　警視庁検挙
4　弘昇丸事件　昭和32年6月25日　北海道警察検挙
5　第四次朝鮮スパイ事件　昭和33年10月30日　警視庁検挙
6　滝事件　昭和34年7月31日　石川県警察検挙
7　浜坂事件　昭和35年9月29日　兵庫県警察検挙
8　大寿丸事件　昭和37年7月24日　山口県警察、警視庁、大阪府警察検挙
9　解放号事件　昭和37年9月24日　新潟県警察検挙
10　第一次能代事件　昭和38年4月1日　秋田県警察検挙
11　第二次能代事件　昭和38年5月10日　秋田県警察検挙
12　酒田事件　昭和38年8月21日　山形県警察検挙
13　董グループ事件　昭和39年5月14日　警視庁検挙
14　三和事件　昭和39年7月16日　警視庁検挙
15　本庄浜事件　昭和39年7月24日　警視庁検挙
16　一宮事件　昭和39年7月29日　愛知県警察検挙
17　寝屋川事件　昭和39年10月31日　大阪府警察検挙
18　蒲田事件　昭和39年12月15日　警視庁検挙
19　神田事件　昭和40年3月15日　警視庁検挙
20　江戸川事件　昭和40年8月2日　警視庁検挙
21　長田事件　昭和40年8月30日　兵庫県警察検挙
22　杉並事件　昭和41年7月12日　警視庁検挙
23　外務省スパイ事件　昭和42年11月23日　警視庁検挙
24　東大阪事件　昭和43年11月18日　大阪府警察検挙
25　都島事件　昭和43年11月26日　大阪府警察検挙
26　岩崎・能代事件　昭和44年11月13日　青森県警察検挙
27　八王子事件　昭和45年11月16日　警視庁検挙
28　石原事件　昭和46年9月21日　大阪府警察検挙
29　足立事件　昭和46年9月25日　警視庁検挙
30　温海事件　昭和48年8月5日　山形県警察検挙
31　水山事件　昭和48年12月22日　愛知県警察検挙
32　中川事件　昭和49年5月20日　愛知県警察検挙
33　北総事件　昭和49年6月26日　警視庁検挙
34　切浜事件　昭和49年9月19日　兵庫県警察検挙
35　鶴見寺尾事件　昭和50年4月5日　神奈川県警察検挙
36　濁川事件　昭和50年7月12日　青森県警察検挙
37　布施事件　昭和51年6月16日　大阪府警察検挙
38　豊島事件　昭和52年4月6日　警視庁検挙
39　宇出津事件　昭和52年9月20日　石川県警察検挙
40　水橋事件　昭和55年2月20日　埼玉県警察検挙
41　磯の松島事件　昭和55年6月12日　兵庫県警察検挙
42　日向事件　昭和56年6月24日　宮崎県警察検挙
43　六郷事件　昭和56年7月23日　警視庁検挙
44　男鹿脇本事件　昭和56年8月5日　秋田県警察検挙
45　西新井事件　昭和60年3月1日　警視庁検挙
46　横須賀事件　昭和63年5月25日　神奈川県警察検挙
47　渋谷事件　昭和63年6月29日　警視庁検挙
48　美浜事件　平成2年10月28日発生　福井県警察
49　新宿百人町事件　平成12年11月21日　警視庁、神奈川県警察検挙
50　東中野事件　平成15年2月28日　警視庁検挙
51　布施寿町事件　平成16年10月12日　大阪府警察検挙
参考1　新光丸事件　昭和32年12月28日　海上保安庁検挙
参考2　伏木国分事件　昭和56年3月31日　富山県警察検挙
参考3　宮崎沖不審船逃走事案　昭和60年4月25日発生
参考4　辛光洙事件　昭和60年6月28日　韓国発表
参考5　大韓航空機爆破事件・李恩恵拉致容疑事案　昭和62年11月29日発生
参考6　能登半島沖における不審船事案　平成11年3月23日発生
参考7　民族民主革命党スパイ事件　平成11年9月9日　韓国発表
参考8　黒部事案　平成13年3月29日発見
参考9　九州南西海域における不審船事件　平成13年12月21日発生　海上保安庁送致
参考10　韓国における東南アジア系外国人を偽装したスパイ事件　平成18年7月　韓国紙報道

Ⅴ　北朝鮮による拉致容疑事案
総論
1　姉弟拉致容疑事案　昭和49年6月ごろ発生
2　宇出津事件　昭和52年発生
3　女性拉致容疑事案　昭和52年10月発生
4　少女拉致容疑事案　昭和52年11月発生
5　元飲食店店員拉致容疑事案　昭和53年6月ころ発生
6　李恩恵拉致容疑事案　昭和53年6月ころ発生
7　アベック拉致容疑事案（福井）　昭和53年7月発生
8　アベック拉致容疑事案（新潟）　昭和53年7月発生
9　アベック拉致容疑事案（鹿児島）　昭和53年8月発生
10　母娘拉致容疑事案　昭和53年8月発生
11　欧州における日本人男性拉致容疑事案　昭和55年5月ころ発生
12　辛光洙事件　昭和55年6月発生
13　欧州における日本人女性拉致容疑事案　昭和58年7月ころ発生

Ⅵ　大量破壊兵器関連物資等不正輸出事件（ココム違反事件含む）
総論
1　進展実業ココム違反事件（対ソ連）　昭和41年10月23日　神奈川県警察検挙
2　兵庫県貿易ココム違反事件（対中国）　昭和44年7月24日　兵庫県警察検挙
3　東明貿易ココム違反事件（対中国）　昭和62年3月27日　兵庫県警察検挙
4　東明商事ココム違反事件（対北朝鮮）　昭和62年5月25日　静岡県警察検挙
5　東芝機械ココム違反事件（対ソ連）　昭和62年5月27日　警視庁検挙
6　極東商会等ココム違反事件（対中国）　昭和63年5月17日　警視庁検挙
7　商工連幹部に係るココム違反事件（対北朝鮮）　平成元年2月7日　新潟県警察検挙
8　ダイキン工業ココム違反事件（対ソ連）　平成元年2月20日　大阪府警察検挙
9　プロメトロンテクニクスココム違反事件（対東独）　平成元年7月6日　警視庁検挙
10　日本航空電子工業に係る武器部分品不正輸出事件（対イラン）　平成3年8月28日　警視庁検挙
11　トレーダーズココム違反事件（対中国）　平成6年3月28日　警視庁検挙
12　東亜技術工業外為法違反事件（対北朝鮮）　平成8年4月8日　兵庫県警察検挙
13　大進商事外為法違反事件（対北朝鮮）　平成10年10月23日　警視庁検挙
14　菱光社外為法違反事件（対中国）　平成11年2月6日　警視庁検挙
15　サンビームに係る武器部分品不正輸出事件（対イラン）　平成12年1月12日　警視庁検挙
16　セイシン企業外為法違反事件（対イラン）　平成15年6月12日　警視庁検挙
17　明伸外為法違反事件（対北朝鮮）　平成15年11月5日　警視庁検挙
18　アイ・ディー・サポート外為法違反事件（対北朝鮮）　平成16年1月13日　神奈川県警察検挙
19　明昌洋行外為法違反事件（対北朝鮮）　平成18年8月10日　山口県警察・島根県警察検挙
20　ミツトヨ外為法違反事件（対マレーシア）　平成18年8月25日　警視庁検挙
21　ヤマハ発動機外為法違反事件（対中国）　平成19年2月23日　静岡県警察・福岡県警察検挙
参考1　国際交易ココム違反事件（対ソ連・東欧）　昭和60年11月21日　横浜税関告発
参考2　ジパング関税法違反事件（対北朝鮮）　平成15年10月13日　福岡県警察検挙

Ⅶ　事件一覧表
1　ロシア（旧ソ連）関係諜報事件（レポ船事件）
2　中国関係諜報事件
3　北朝鮮関係諜報事件
4　北朝鮮による拉致容疑事案
5　大量破壊兵器関連物資等不正輸出事件（ココム違反事件含む）

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ロシア（旧ソ連）、北朝鮮関係のスパイ事件に比べて検挙件数が少ないのは、中国のスパイ活動は極めて巧妙で、一般の日中交流関係の中で自然を装って行われるからとみられる。
これまで検挙された事例を見ても、中国の情報機関員が表面に出ることはなく、日中友好組織関係者の訪中を利用した在日米軍等に関する情報収集、中国公司の通常貿易を隠れ蓑とした組織的、計画的な高度科学技術機器の不正輸出工作など、日本人をエージェントとして獲得、利用する巧妙な手口での情報収集や工作活動を展開しているとみられる。

押収した資料の分析等を通じて、写真撮影の際にはマニアを装い自然に振舞うこと、誰かに監視されていないか常に注意すること、任務に関するメモは必ず細かく破って捨てるか燃やすなどの細かい指示を受けていたことが明らかとなった。

FORTUNE ARTERIAL 赤い約束2話　千堂瑛里華「私と手をつなぎましょう」
僕がヨスガノソラを見てるのも、日本の各地方の人・物・土地・社会等攻略法や拠点作りの参考にするためであって、任務だからいやいや見てるのですよ。とほほ。　確かにはる君みたいな子っているね、ここの範囲の階層化や役割だけでなく。
もとかさん・・・。