禁酒法―「酒のない社会」の実験

禁酒法―「酒のない社会」の実験 岡本勝 講談社(1996/01)
目次----------------------------------------------------------------
はじめに


第1章 禁酒法が生まれるまで
「禁酒」という言葉     禁酒運動の始まり     エリートたちの運動     「飲んだくれの共和国(アルコール・リパブリック)」     ワシントニアン運動     メイン法運動     夫人キリスト教禁酒同盟     反酒場連盟     州禁酒法から全国禁酒法へ     「時は来たれり」


第2章 禁酒法とは何なのか
禁酒法は極端か     合衆国憲法修正第18条     ドライ派いろいろ     さらなる妥協     さらに、さらなる妥協     ヴォルステッド法が定めるべきもの     反ドイツ感情     国内歳入局が執行     宗教・医療・産業用アルコール    酒の買い溜め     果実酒の抜け穴     違反者への罰則


第3章 取り締まる者・取り締まられる者
禁酒法の時代」はいつ始まったのか     禁酒法部隊     沿岸警備隊と税関局      「アイアン・リヴァーの酒反乱(ラム・リべリオン)」     反乱の始まり     鎮圧部隊、派遣される     反乱の結末     連邦執行官の腐敗     警察官の華麗なる変身     密輸酒のルート      禁酒法で潤うカナダ     陸路からの密輸手段     カナダからの酒の値段     酒屋通り(ラム・ロウ)     ロングアイランド島ルート     バハマの海の攻防     「ニア・ビール」と「ニードル・ビール」      産業用アルコール      医療用アルコール     家での密造


第4章 もぐり酒場をめぐる人びと
ニューヨーク市のもぐり酒場     酒場でデート     モリアーティの店     おとり捜査と「手入れ(レイド)」     おとり捜査と「猛攻撃(ドライヴ)」     エリオット・ネス     シンジケートのルーツ     変わり種ジョージ・リーマス     典型的なブートレガーとは      アル・カポネ      暴力による支配


第5章 「高貴な実験」の終焉
ウェット派、反撃へ      反禁酒法修正連合     ウェット・プロパガンダ      ヴォルステッド法修正を要求する      世論の動向―1929年まで     世論の動向―1929年以降      ジェームズ・キャノンの醜聞(スキャンダル)     大恐慌     ウェット派への転向      ウェット派多数をしめる     2大政党の思惑     フランクリン・ローズヴェルトの姿勢     党大会でのクライマックス     第18条、廃止される


第6章 禁酒法は何をもたらしたのか
「高貴な実験」は失敗だったのか?     禁酒法が目指したもの     いま一つの目的      真の目的は達成されたか     飲酒量は減ったか      労働者たちへの影響      なぜ「実験」は中止されたのか


おわりに

                                                                                                                              • -

 このように考えてくると、第18条とヴォルステッド法が目的とした、酒造業者と酒場を淘汰すること、そして一般国民、特に労働者の飲酒量を減らすことは、不完全ながらもかなり達成できたと言える。したがって、これらの点において、「高貴な実験」はいちおう成功であったと結論づけることは可能だ。それでは、なぜこの「実験」は中止になったのだろうか。

パパのいうことを聞きなさい!オープニング曲Happy Girl「仲良し以上確定 ふわり曖昧関係 居心地のいい友達(ポジション)これもあり?違うの 理想はこんなんじゃない、欲張りかな 愛で上がるココロの温度 奇跡をつかまえて早く ねえ、ぼーっとしないで♪」
移民流入や問題意識が周知であったとしても物事をうごかすにはひと押しがあるとうごくことがある、WW1や大恐慌などがそれにあたる。
成功しているのに失敗だと思われてしまう現象をソマリアの悲劇と呼ばれている。
ぱぱ聞きはひなだおーが不幸をあるてい受け入れてくれてよかった。