なぜ日本経済はうまくいかないのか

なぜ日本経済はうまくいかないのか 原田泰 新潮社(2011/5/25)
目次--------------------------------------------------------------------------------
はじめに


第1章 経済政策を考える
1 バラマキは悪くない
これまでの政策と比べてみる     子ども手当保育所でもお金の落ち方が違う     これまでの農業補助金は非効率すぎる     バラマキは創意を邪魔しない


2 年金は老人手当である
金銭給付より直接給付が問題だ     高速道路は受益者負担になっていない     直接給付は政府の権力を増大させる


3 子供手当はなぜ人気がないのか
子ども手当への支持は高くない     誰がどんな政策を支持しているかが分かる調査もある     子どものいない人が子ども手当に反対している     民主主義社会では
子どものための政策は行われない


4 政治の流通革命
政治を流通と較べてみる     直接配った方が安くすむ


5 「最小不幸社会」はバラマキでこそ実現できる
アメリカの保守と日本の保守の違い     権力は国民に理想を示すことができない     バラマキは民主党の根本矛盾を解決する


6 農家戸別所得補償制度は悪くない
5つの反対論     貸しはがしは関係ない     ディカップリングされた所得補償制度を採用すべき


7 なぜバラマキが嫌われるのか
成長戦略の目玉はバラマキだ     構造改革はバラマキの原資を生みだす     バラマキ反対は構造改革反対のため


8 構造改革という不思議な情熱
日本は構造改革をしてきた     なぜ人々は構造問題が好きなのか


9 「新成長戦略」で成長できるか
新成長戦略とは何か     新規需要は生まれるか     何をするかではなくて何をしないか     財政政策と金融政策の違い


10 戦争のためにも失敗していた統制経済
戦時統制経済は成功したのか     なぜ満州の石油を発見できなかったのか    成長戦略も失敗する


11 社会保障改革論議で議論されていないこと―このままでは60%の消費税が必要になる
今、消費税を引き上げれば将来のためには使われない     社会保障支出の削減に取り組んできた政権もある     「骨太の方針」下の社会保障費の伸びに戻すべき


12 大震災からの復興でもバラマキは有効
震災復興費用は国債で賄えばよい     多くの人は私の計算を信じない     震災復興にバラマキ型の政策も取られるべきである


第2章 金融というやっかいなもの
1 バブルのコストは本当に大きいのか
日本以外の国ではバブルの傷は大きくない     日本でバブルの傷が大きかったのはなぜか     バブル崩壊後不況の真因


2 金融政策を巡る日本の政党とイギリス労働党の経験
労働党は金融政策の本質をつかむ     理解し、そして離れよ


3 通貨戦争を心配するには及ばない
すべての国が金融緩和するとどうなるか     円高対策なのか、円高後対策なのか     円をウォンにペッグしてはどうだろうか


4 金融機関の破綻は負の乗数を持つのか
金融機関の破綻はどれだけ大変か     銀行破綻で経済悪化の証拠は少ない     なぜ誤った認識が広まったのか


5 アメリカなき世界はどうなるのか
銀行は自由に向いていない     自由には失敗する自由もある     アメリカ経済失速の長期的影響


6 他人の懐を詮索すべき時がある
富は正当なものでなければならない     儲かっているかどうかを見極める


7 M&Aは生産性を高めるのか
自分の金なら自分に配ればよい     暗黙の債務の破棄でも利益をうむ


第3章 なぜ政治はうまくできないのか
1 モラルハザードの誤訳
誤訳の広まる背景としての儒教     できないことをできるという日本の制度


2 道徳の称揚は倫理性を高めるか
儒教2000年、教化の顛末     戦中日本の道徳程度     道徳を高めるもの


3 行財政改革の本質―自分の部下と喧嘩する難しさ
官僚とはロビイスト     軍隊のリストラに比べれば楽


4 「上げ潮路線」がなぜ政治家に不人気なのか
成長すれば財政支出も増えてしまう     成長に貢献した人の賃金だけを上げる


5 幕末気分と組織の劣化
鍛錬の場ではなくなった政党


6 政治家という摩訶不思議な職業―普通の人の仕事経験を政治に
能力のなさを求められる仕事


7 世襲が問題なのは、政治家が個人の能力を問われない仕事になっていたから
芸能人や芸術家の世襲が問題にならないのはなぜか     政治は「カイゼン」ではない


8 そうするしかないでは政治家はいらない
アニメの殿堂も官僚主導     既成事実を覆すのが政治家


9 王殺しと民主党の勝利
反資本主義と反米を止めたから政権交代できた     戦国時代にも代替わりはあった     民主党は反ビジネスにならないこと


10 民主党政権戦国大名に学べ
戦国大名閣議を持っていた     国家戦略会議を機能させよ     問題は別のところにあるのではないか


11 アメリカ民主党はなぜ負けたのか
オバマ大統領は、なぜ負けたのか     実務の大統領と信念の大統領の違い


第4章 政府は何をしているのか
1 国民目線でかなりのことが決められる
事業の目的については議論しない     財務省主導ばかりにはならない     削られたのは科学より技術予算


2 役人の正しい情熱
沖縄に世界一流の大学院大学を作る理由     役人には無理な仕事     科学発展のためにタダでできることがある     予算の欲しい人には国民に直接訴えるべき


3 構造改革ができないのは既得権を認めないからだ
たいした利権のない場合     幼保一元化はなぜできないか


4 日本の役人はフィンランドの役人の32倍頭が良い
政治家のパーソナリティには無理な仕事     人の創意に任すことが元気を作る


5 特会仕分けと食料安全保障
テレビに理解できないこともある


6 科学技術で豊かになれるのか
日本は研究費が多く成長率が低い     科学には深甚な効果がある


7 真実を探求しない日本の弱さ
本当のことを言ってなぜ悪いか     国家は暴力装置である     真実の探求から民主主義が生まれた


第5章 歴史から学ぶ
1 民主主義の国家は戦争をしないのか
英国民衆もダイヤモンド戦争に熱狂     尾崎行雄ロイド・ジョージを分けたもの


2 満洲事変とインカ帝国征服
世界史的大勝利だった満州事変    民衆の戦争熱はすぐに冷めてしまった


3 日本のインテリはなぜ高橋是清が嫌いなのか
高橋財政に救われた日本経済     井上財政とは何だったのか     高橋は軍事的冒険主義から人々を隔離した


4 利得ゲームとしての戦争
戦後の忘却     第1次大戦は軍にとって最悪の結果     軍隊という組織の難しさ     戦争ゲームの性質


5 資本主義と自由と戦争
印刷機の私有と言論の自由     資本主義は戦争について無罪


6 人権はなぜ造物主よって与えられなければならないのか
民主主義の定義は多数決ではない      人間の権利を高めるには知的跳躍が必要だ     目的があって手段があり、手続きがある


7 幸福追求の権利とは金持ちになる権利
財産を持つ権利は保護されなかった     資本主義の生みだす富     所有権の安定と自由     日本人も幸福追求権の意味を理解すべき


8 教育における「型」と自由
伝統における型と独創との葛藤     繁栄の継承に何が必要か


9 グローバリゼーションは受け入れるしかない
名誉革命は侵略だった     イギリスの金利は低下した


第6章 土地の経済学
1 都市の発展を妨げる国家の関与
同じ駅の東西から見えること     住宅地でも駅の東西で地価が異なる     地主の数と成功体験     地方自治体はただ一人の地主として振る舞えるはず


2 東京問題なのか、大阪問題なのか
東京一極集中が続いているのか     大阪は本当に発展を望んでいるのか    地方は本当に地方分権を望んでいるのか     日本の地方補助制度は極端だ     大阪はハンディを乗り越えて欲しい


3 日本の街並はなぜシュールなのか
都市計画がないからか     自由な市場が都市の秩序を作る     なぜ市場の機能が働かないのか     19世紀に欧州は都市がきれいになった     日本が仕舞屋になっている


4 地方の地価はなぜ高いのか
外国人の土地買いは心配すべきことか     規制の問題なのか、コストの問題なのか     地方の地価はなぜ高いのか     公共事業と「現実地価/理論地価価格」との関係     地価の高止まりと地方の発展


おわりに


初出一覧

                                                                                                                                                              • -

全国的な地価の下落が続きそれが資産効果を通じて景気に悪影響を及ぼしてきたという認識が現在も強い。この意味からは、地価が高止まりしているのは悪いことではない。しかし、土地が生産活動に対する生産要素であり、その生産力に見合った水準まで地価が低下することは、「土地が投機の対象ではなく、利用を前提とした生産財である」という考え方のもとでは、正常な姿である。ある地域において、地価がその生産力に見合わない高い水準で固定されていれば、新規産業の土地取得が難しくなり、産業立地が制約をうける。
ここから得られる理論地価と現実の地価を比較すると、東京、大阪などの大都市圏では現実地価が理論地価に近づいている。これは、これらの地域において、土地が買い得な生産財となりつつあることを示している。これに対して、地方圏においては、現実地価は理論地価を大きく上回る水準になっている。
こうした地方圏の正常な地価下落を妨げている要因として、公共投資がある。公共投資は、現在・将来の土地収用への期待を通じて、地価上昇期待の維持をもたらす機能があると考えられる。地価の高止まりは、金融機関や一般企業のバランスシート上の問題を緩和する役割はありそうだが、これが新規産業の立地を妨げている面を忘れてはならない。
地方の地価が公共事業の土地収用期待によって高止まっているという分析が正しいとすると、外国人が日本の土地を買ってくれることはむしろ望ましいことになる。なぜなら、まず現在、地方の地価は、公共事業で土地の高値買収の可能性の分だけ高くなっている訳で、日本の地主はその分だけ、自らの土地を高く売ったからだ。ところが、少子高齢化に向かう日本に、今後無駄な公共事業をする余裕はなく、そのプレミアムは消滅してしまう。日本の地主は、高値で売り抜けられたということになる。外国人が、公共事業での土地買収で儲けることを心配するに及ばない。外国人が日本人の税金で儲けるとなれば、公共事業反対運動が激しくなり、無駄な公共事業が減少するだろう。

GA芸術科アートデザインクラス3巻 ファッションデザインの授業課題に悩むキサラギとトモカネ。キョージュに助言を求めるも言ってることは的を得てるが出来上がってる作品を見ると「・・・」な二人、キサラギ「キョージュさんを参考にするのは高度ですね・・・」 トモカネ「よし!なら普通代表のナミコさんだ!!」 赤面しながらナミコさん「でっかいお世話だ」で、ナミコさん「アタシは雅(キョージュ)とは逆のパターンかな。まずは適当なモチーフを選んで(雑草が少し絡まっている昔の郵便ポスト)、そこからファッションとして変換させるの(赤く緑のアクセントをつけたかっこいいドレス)、擬人化ならぬ『擬服化』ってところかな?」 狐につままれたようなポカーンとする二人 キサラギ「ファッション・・・(郵便ポストのきぐるみを思い浮かべるキサラギちゃんと、合金郵便ポストロボを思い浮かべるトモカネ)ですかねえ」 暗い目線のナミコさん「違うなあ・・・」

なんか色々錯綜しているようなので、こうゆうときは普通代表のナミコさんに。「でっかいお世話だ!」

生徒会の一存11話 杉崎が高熱で学校を早退したので今日の生徒会は4人でやることに。会長さんは議題を大きく脱線させる杉崎がいないので「とにかく、今日こそ学校のことを考えた、生徒会役員による、まじめに白熱した会議をするのー!!」と意気込む。「議題は?」と知弦さんに聞かれて考え込む会長さん、そこに真冬ちゃん「あの、最近遅刻する人が多いみたいなので、生徒会でなにか対策を考えてみるとかどうでしょう?」 会長さん「遅刻ねぇ〜・・・普通すぎるわ」 困惑な真冬ちゃん「ふつう??」 会長さん「そんな普通な議題で話が膨らむと思うの?」 深夏「まったくだ」 真冬ちゃん「えぇぇ〜〜?」

経営再構築過程で怨まれ身を削った人がそこそこいると思うので、それでチームを作り方々派遣し石を投げられかも?引越し?ぐらい見直し実行する。だがしかしフロニャ力が強化されているので、ハッピーエンドに。