図説アメリカ先住民 戦いの歴史

図説アメリカ先住民 戦いの歴史 クリス・マクナブ(著)増井志津代(監訳)角敦子(翻訳) 原書房(2010/12/3)
目次----------------------------------------------------------------
はじめに
植民と伝染病
アメリカ先住民の戦い


第1章 東海岸の部族
北部と南部
●イロコイ語族     ●アルゴンキン語族     ●南東部
武器
●トマホーク     ●タガー(短剣)     ●弓    ●槍    ●小火器
防具
要塞
戦術
●「無秩序な」戦い     ●ブラッディ・ブルックの戦い    ●ウォバッシュ川の戦い     ●猛攻     ●第2次セミノール戦争     ●襲撃    ●要塞攻撃    ●間接侵入    ●デノンヴィル砦    ●勝利のあとの敗北


第2章 北部の部族
北部の部族
●ビーバー戦争    ●クリー族
ブラックフット族の襲撃
●準備    ●戦闘小屋    ●襲撃
弓から銃器へ
●火縄銃    ●フロントロック銃    ●ライフル
リエルの反乱
北極と亜北極の戦士
●戦士の精神性    ●武器と防具    ●極寒の地方の戦闘


第3章 平原の部族
移住への道
バッファローの虐殺    ●特別保留地
馬のない時代の狩猟と戦闘
●追跡と観察

●馬上の戦い
平原インディアンの部族
●小火器    ●弓    ●その他の武器
戦士軍団
●女性
平原の戦闘
●アドビウォールズの戦い    ●リトルビッグホーン川の戦い


第4章 南西部の部族
アパッチ族の抵抗運動
●スペイン人との戦争    ●アルコールの影響    ●新たな敵    ●アパッチ峠の戦い    ●クルックの軍事作戦    ●米陸軍のインディアン斥候    ●インディアン斥候の軍装    ●ジェロニモ
アパッチ族の戦術
●戦術的撤退    ●待ち伏せ攻撃    ●スケルトン洞窟の戦い
戦闘と襲撃
●戦闘    ●襲撃
武器
●弓    ●小火器
盾と防具



第5章 西海岸と高原・グレートベースンの部族
西部の殲滅
●スペイン人   ●アメリカ人の侵略    ●戦争の拡大    ●モドック戦争と最後の敗北    ●和平政策と服従
武器と防具
●弓    ●槍、短剣、こん棒
要塞
戦闘戦術
●様式化された戦闘    ●クウ数え    ●ゲリラ戦    ●テロ攻撃
太平洋岸北西部
●海の戦い    ●北西部の防具    ●要塞    ●シトカ湾の戦い


結び
●ラフ・ライダーズ    ●第2次世界大戦の貢献    ●「コードトーカー」    ●戦後の従軍


参考文献


監訳者あとがき


索引

                                                                                                                              • -

 入植者とインディアンの武力闘争について分析するとき、忘れてならいことがひとつある。それは戦争や軍事作戦が、人口の動静によって不動の結末に導かれているということだ。19世紀後半に合衆国へ流入した移民の年間総数は、15万人程度から50万人を超える推移を示した。一方、先住民の人口増加は自然出産の域を出なかったが、猟場の減少や外国からの伝染病の流行などから人口は抑制された。一口で言えば、入植者はアメリカ先住民よりも、はるかに簡単に、そして無限に人口減少を補うことができたのだ。先住民の軍事作戦は、軍事上はどんなに成功しても、いずれは失敗する運命にあった。とどのつまり先住民は、数に圧倒されたのだ。

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