子どもがひとりで遊べない国、アメリカ―安全・安心パニック時代のアメリカ子育て事情

子どもがひとりで遊べない国、アメリカ―安全・安心パニック時代のアメリカ子育て事情 谷口輝世子 生活書院(2011/11)
目次----------------------------------------------------------------
Part.1 子どもとの暮らし
絵葉書の中の暮らし
子どもだけの状態にしてはいけない
登下校で危険を感じるとき
私は非常識
公園も、買い物も、習い事も
安全第一はよく理解できるが
危ない親になりたくない
どうしたらよいのか


Part.2 本当に危ないのか
私の米国暮らし10年間
子どもだけで遊んでいると事件に巻き込まれるのか
小学生は殺人の被害者になりにくい
日米で同じ傾向が
身内、知り合いの方が危ない
誘拐


Part.3 いつからこんな時代になったのか
時代とともに変わる子育て
「子ども時代」
防犯・安全パニックの時代
何が変化したのか①―マス・メディアの力
何が変化したのか②―働く母親の増加
何が変化したのか③―世代間の特徴
何が変化したのか④―政治的背景
何が変化したのか⑤―虐待防止法
かぎっ子の誕生から消滅まで


Part.4 責任者出てこい
米国社会の特徴
子どもに対しての法的責任がつきまとう
親でなくても、大人の子どもに対しる責任は小さくない
公園、公共の場所で
学校


Part.5 車社会
ママタクシー
移動は車!
1キロ以上の移動は「車」が基本
車の通りはあるけれども歩行者はいない
シェル化社会


Part.6 育児放棄か?
児童虐待育児放棄防止に対する意識は高い
育児放棄の定義に悩む
CPSに電話をしてみたけれど


Part.7 格差社会アメリ
地域差
切り離せない貧困と育児放棄
今、郊外の子どもが危ない?


Part.8 子どもを持つ家庭への影響
大人の時間と子どもの時間
大人とともに消費活動
子どもの外遊び時間=親がどこまで付き合えるか
親は忙しい
やりがいにもなるけれど
ママ友づきあいの悩みは世界共通か
子どもへの影響
いつの間にか私も不安病に


Part.9 ミシェル・オバマ「レッツ・ムーブ」
子どもの肥満対策
地域へ
運動をするといいことがいっぱい!
「運動」か「遊び」か
キャンペーンでは解決できない?
アンタッチャブルな問題


Part.10 似たような考え方の人を見つけた
安全に関する感覚の違い
似たような考え方の人
小児科医や大学教授が警告


Part.11 代替案を探す
「枠」を目一杯使う
Yケア
サマーキャンプ
スポーツの習い事
モーターママ。学校で
初めての買い物
歩いていける範囲を広げる


さいごに

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30年前には子どもだけで遊ぶのが一般的だったが、10年前にはすでにその光景は消えていたといっていいのではないか。