世界侵略:ロサンゼルス決戦

世界侵略:ロサンゼルス決戦 米国 2011年

面白い映画。こうも普通の人しか出ないアクションものがこんなにも面白いとは。たとえるなら「11人もいる!ザ・ムービー」だ。
プレデタ―みたに一個だけなら「血が出るな殺せる」ですむかもしれないけど、ああも世界各地同時多数で組織だっていればそれではすまない。ゴジラは脅威であったけども人がまだ対処できた、とは言ってもたとえ一個でも大きい隕石が落ちれば人類は滅亡する。とにかく多数なのでノイタミナでやってた屍鬼みたいにどうすれば効率よく殺せるかが重要で、映画でも時間の許す限り敵を知ろうとしていた、騎士道や武士道などの遊び(平時の行動規範)じゃない。とはいえ平時の行動規範が組織を作り、それにそなえ戦時を向かえ100年戦争していればそれにその時に合わせ組織はかわっていくもので、中心はなんとなく変わらずにどう組織化していくかである。これが大雑把に適応である。だいぶ運不運な要素がいっぱいであって、その時の最高の組織が生き残るわけではないことがあるだろうし、ダメな組織が生き残ることもある。とりあえず映画に戻れば米海兵隊は米の911と呼ばれることもあって非常に出来た軍ということは元々あるけれども、小隊レベルで失敗することはもちろんあるけどもあれぐらいのことはできる能力は一応全員もってますよ、ということである。裾野の広さである、世界大戦級の戦争は真っ先に戦闘要員として優秀なものが死ぬので後が続くかがある、21世紀になっても民族浄化戦争がよくあるようだが、土地を奪われ難民となれば抵抗力が格段に落ち、難民は受け入れ地域でもそうなる可能性は高いが邪険にされる。しかししっかりコントロールするのは難しく難民じたいが酷い言い方ではあるが移動された方から見れば脅威以外のなにもでもなく武装勢力の温床のようになることも外部の影響を含め多々ではあるものの、たとえばルワンダ内戦ではその影響から周囲が不安定になり周辺諸国も参加し長期にわたるコンゴ内戦が大きく行われた要因の一つになった、事からわかる通りどうにかしないといけない時もある。 で何が言いたいのかと言えばせん滅戦をやり続けた当地はかなり人の能力を含め荒廃するということだ、カンボジアでは敵対する可能性のある人がいつの間にかいなくなったので外部からの支援があったとしてもあの政治が長く続くきっかけになり、北鮮でも失礼ないいかたかもしれないが勤勉だが非常に難しい人々が幅広くいる世界なのでは?と疑わせてくれるのである。これも自衛戦の結果ではあり尊重すべきものではあるものの。人はどんな時でも合理的であり、それはどこでどんな状況だろうとたいして変わらない、シリアで起こっていることは、短期的結果がどうなるかは個人・その親族にとってはわかりやすすぎるのに行動してしまうのは、そうとうむしゃくしゃしていたんだろう。人はその時のファッションに必ず影響される。
しかし戦車無双じゃんって、思ったら破壊されるとショックでかいわ。