日本の疫学―放射線の健康影響研究の歴史と教訓

日本の疫学―放射線の健康影響研究の歴史と教訓 重松逸造 医療科学社(2006/11)
目次--------------------------------------------------------------------------------
第1章 疫学の基礎
放射線と疫学     疫学とは何か     疫学の方法     放射線の健康影響とは     まとめ


 
第2章 放射線の健康影響評価
X線による健康障害     情報源     原爆被爆者の健康影響調査     その他の放射線被ばく者調査     まとめ


 
第3章 疫学調査の問題点
疫学の限界     調査対象集団     個人ばく露量     リスク     まとめ


 
第4章 チェルノブイリ原発事故と疫学
チェルノブイリ原発事故の発生     急性放射線症     長期追跡調査に関する放影研の提案     国際チェルノブイリ計画      チェルノブイリ後10年─事故影響の総括     UNSCEAR2000年報告書より      まとめ


 
第5章 チェルノブイリ原発事故研究からの教訓
事故影響の範囲     事故の概況     緊急被ばく医療国際ネットワークの構築     放射線の健康影響評価における問題点     精神的・心理的影響     まとめ


 
第6章 チェルノブイリ原発事故の真相
国連チェルノブイリフォーラムの発足     事故による犠牲者数     問題点     その他の影響     まとめ

 
第7章 くらしのなかの疫学
意義と重要性      病気の原因─疫学の考え方     possibilityとprobability─疫学調査の原則     陰陽の説─易学と疫学     サーベイランスとモニタリング─疫学と危機管理     まとめ



第8章 温故創新1 原爆後障害研究の歩みと展望
はじめに     核兵器とその対策の歩み     原爆後障害研究の歩み    長期追跡調査データの利用     21世紀への教訓     おわりに



第9章 温故創新2 日本の疫学の歩みと展望
はじめに     誕生期の疫学     成長期の疫学     発展期の疫学     拡大期の疫学     おわりに



あとがき

                                                                                                                                                            • -

拡大期(1985〜)としたこの時期は、AIDSの世界的蔓延と平行するかのように、いわゆる新興感染症や再興感染症といった感染症問題が再びわれわれの目を引くようになり、疫学の原点である感染症の疫学を古典視するのは早過ぎるという教訓になった。また、いわゆる成人病については、疫学はリスクファクターという形で予防に有用な要因を提示してきたが、最近は一次予防を重視する立場から、“生活習慣病”という呼び方が用いられている。要するに、リスクファクターとしての生活習慣を改めたり、注意することによってかつての成人病の一次予防を達成しようということであろう。それだけに、疫学がある因子をリスクファクターとするには、単なる関連の存在によるのではなく、因果関係の判断基準(関連の一致性、強固性、特異性、時間性、合理性)に十分配慮する必要がある。
疫学研究の特徴が集団観察にあることはいうまでもないが、それから得られる健康のリスクファクターはいうならば集団の平均値であり、一方これからはますます個人特性を重視した健康リスクの提示が求められることは確かで、このギャップを埋めるのは分子疫学やEBM(根拠に基づく医療)の発展といえるかもれない。従来の疫学に基づく医学が予防医学(preventiveme dicine)であるのに対して、個人特性に配慮した疫学による医学を予見医学(predictive medicine)とすることを提唱したことがあるが、分子疫学やEBMの進歩でリスクファターの個人識別が可能になったとしても、次に述べる倫理問題には慎重な配慮が求められることになろう。

日常9話 晩ご飯をほとんど食べ残してるはかせを見てなの「あれっ?はかせ全然食べてないじゃないですか? ひょっとして、お昼にお菓子いっぱい食べたんじゃないですか!?」 涙目なはかせ「ごめんなさい・・・」 なの「あーもう!納戸のお菓子どれだけ食べたんですか!?」 はかせ「・・・ぜんぶ・・・」 なの「全部っ!!? 今月ぶん全部食べたんですか!?」 なぜか照れるはかせ「えへ」 なの「ほめてないですっ!! ・・・全くもう」 はかせ「だって坂本が食べろって言うから」 寝ている坂本さんになの「坂本さん!!」 飛び起きる坂本「えー!!」 はかせ「坂本が夏は食べ物が腐りやすいって言うから」 坂本「それとこれとは別だろ」 はかせ「坂本がお菓子は別腹だって言うから」 坂本「お前は昼下がりのOLか」 なの「坂本さん!」 坂本「お前も何まに受けてんだよ、俺は全くの無実だ、白か黒かと言えば白なんだよ」 はかせ「坂本は真っ黒だよ」 なの「そうですよ」 黒猫の坂本さん「あー、それは生まれつきだ」 あきらめ気味のなの「もういーです、これ以上言ってもしかたないです。という訳で、はかせの苺ジュースはおあずけです」 ショックなはかせ「もう、お菓子食べないから」 なの「駄目です」 はかせ「アイスの当たりあげるから」 なの「いりません」 はかせ「野菜も全部食べるから〜」 なの「当たり前です」 はかせ「なののネジ取るから〜〜」 不意をつかれたなのちゃん「えっ!!?」

今回の福島は、グラスノスチ前でそのきっかけとなり欧州全体を震撼させたソ連チェルノブイリ事故と同じレベル7である。あのとあるの美琴おねーたまがレベル5なんだから、こりゃ凄い。 アメリカさんは凄い。