池袋チャイナタウン 都内最大の新華僑街の実像に迫る

池袋チャイナタウン 都内最大の新華僑街の実像に迫る 山下清海 洋泉社(2010/10/16)
目次--------------------------------------------------------------------------------
はじめに


第1章 池袋チャイナタウンとは?
池袋チャイナタウンと横浜中華街の違い
新華僑の街     歓楽街と同居    東北料理店が特色    「本物の中国」の出現     新華僑ビジネスの始まり     横浜中華街の観光地化     華僑たちの世代間格差     横浜中華街への新華僑の進出


中国にいちばん近い街
中国語が夜の街に飛び交う     中国語新聞から見た、暮らしやなりわい     地元商店主たちの反応     新華僑にとまどう老華僑     「東京中華街」構想     現代中国の断面


第2章 彼らはなぜ日本にやってきたか
新華僑経営者の悪戦苦闘
借金を背負っての留学生生活     慢性的な睡眠不足     大学院進学と起業     日本行きと人生のリセット     自費渡航の解禁


新華僑たちの故郷
出稼ぎ者・留学生への「投資」    新華僑をささえる農村の地縁血縁社会     林立する白亜の豪邸     福清の勤勉な地域性    負のイメージとたくましさ     日本語となじみが深い東北地方     元気な働き者の女性経営者    3割ちかくが日本へ留学    「80后」をターゲットに新ビジネス


第3章 池袋・新華僑起業家列伝
【不動産業】李松洋(1976年生まれ・北京市出身)
日本への好奇心     両親の年収分を送金     ボランティア活動から起業へ      実体験に根ざした「志」


【自動車学校】徐菊文(1962年生まれ・遼寧省瀋陽市出身)
必要な日本語から指導     文化・習慣的相違の架け橋


【外食産業日本法人】王明琳(1963年生まれ・内モンゴル自治区包頭市出身)
日本の知恵とノウハウを活用     硬軟とりまぜ作戦


【飲食店】綾川陽子(1972年生まれ・遼寧省大連市出身・日本に帰化
徹底された従業員の採用     新華僑だけの癒しの空間


【美容師】利忠(Henky 1976年生まれ・香港出身)
美容における技術格差     日本人とのパートナーシップ


第4章 新華僑の経営スタイルと暮らし
起業家精神と多角経営
同胞に対する警戒心     貿易会社の設立     エネルギーの裏にある不安定感     皿洗いが池袋チャイナタウンの原点     500万円以上の自己資金     二十台半ばの「80后経営者」


日中の間で揺れる家族
居住エリアの拡大     団地内のコミュニティ     わが子と母国をつなぐ中国語学校     この子は日本人になってしまった     しぼんだ日本の“夢物語”


第5章 東京中華街構想の波紋
中華街構想の発端と地元商店会
初めてのネットワークづくり     地元商店会の反発     かみ合わなかった双方の意見


警戒・期待感が錯綜する街
中国人犯罪組織の事件      「マフィア」報道の虚実      「随郷入郷」     冷ややかな共存     大きな一歩      日中友好の出発点


第6章 池袋チャイナタウンのゆくえ
エネルギーうずまく街
戦後のヤミ市時代     ヤミ市の残影     「わが子のために」が原動力     「儲からない!」が合言葉     過当競争と値下げ合戦


空回りするエネルギー
利益につながらない競争     増加する同業者     合法就労者の増加     いま重要な岐路に立つ


おわりに

参考文献

池袋チャイナタウンマップ

                                                                                                                                                              • -

まず大家が外国人を歓迎しないことに加えて、留学生が求めるのは格安物件ばかりだから、成約したところで入ってくる手数料は知れている。そのうえ、とくに中国人留学生は八百屋の店先でダイコンを値切るように家賃や保証金を値切るクセがあり、不動産業者をてこずらでることが多い。おまけに入居後は、ゴミ出しや騒音をめぐるトラブルをよく起こす。つまり、これだけ一般の不動産業者に歓迎されない要件がそろっていれば、逆にそっくり手つかづの市場が残っていることになる。

日本で初めて運転免許を取る人もいれば、中国で取った免許の切り換えのために入ってくる人も多い。切り換えの場合も、あらためて学科試験と技能試験を受けなければならないが、えてして日本で事故を起こすのは、この切り換え組だという。
「日本と中国では交通ルールもちがうし、日本のほうが厳格です。中国のドライバーは、日本に来たら、もう一度最初から学びなおさないとダメ。中国の習慣のまま走っていたら事故になります。切り換えの試験はもっと厳しくしてもいい」

日常5話 ゆっこ「こっくりさんやろー♪」 とみおを誘うが「しんなーい」と言われゆっこ「じゃ、明るく説明するね」と、とうとうと説明し終え、ゆっこ「って感じで、結構危ない遊びなんだけどね。まっ、取り合えずやってみようか!」 みお「別にいいや」 ゆっこ「あーーれーー・・・」
日本はあまたある事故が裁判を経ないで結構処理されるのは、国際比較はしんなーいけども、たいしたもんだ。 自転車から乗用車へ、ああも急激に変わるのも凄い。