中国ネット最前線―「情報統制」と「民主化」

中国ネット最前線―「情報統制」と「民主化」 渡辺浩平(編集)蒼蒼社(2011/01)
目次--------------------------------------------------------------------------------
序 なぜインターネットか
1 ネット世論が政策決定に影響
2 共産党老幹部が「言論の自由」を訴える
3 民族主義の発露の場
4 情報発信の必要性序

 
第Ⅰ部  社会を変えるインターネット
① ネットメディアと伝統メディア
1 当局の管理下にある伝統メディア
2 伝統メディアに取って代わる新興メディア
3 新興メディアの問題点
4 管理される新興メディア
5 ネット世論を巧みに管理する中国当局


② 尖閣沖漁船衝突事件をめぐる中国のネット世論共産党
1 日中の当事者双方が変容した
2 対日世論を中国のどこに見出すべきか
3 『環球時報』に見る市場経済
4 ネットは等身大の世論を伝えているか
5 反日デモは「火遊び」
6 権力闘争に利用される反日言論
7 民衆が動かす中国に


③ ネットに見る異議申し立ての「言葉」(2008年)
1 ギョーザ事件―引火しやすい反日
2 西側を敵に回して守った「辺境」意識
3 地震で初めて体験した情報空間の一体感
4 未熟な「市民社会」、市民に責任を負わない「政府」
5 対日感情―政府がコントロールできるとき、できないとき
6 戒厳令下の北京五輪と異端者の排除
7 メラミン粉ミルク事件―「知る権利」へのめざめ
8 自国の慶事と見まがう盛り上がり―オバマ大統領の誕生
9 「零八憲章」―「ネット市民」が向かう民主主義社会


④ ウェブ2.0時代に台頭する「新意見階層」
1 ミニブログの登場
2 新意見階層
3 ネットが社会へ
4 ネット世論と向き合う政府


⑤ 言論の自由をめぐる中共改革派老幹部の行動
1 はじめに
2 氷点事件と公開書簡
3 「08憲章」と「09上書」
4 「党の喉舌」から「社会の公器」へ
5 むすびにかえて


⑥ 中国ツイッターと高まる政治的影響力
1 ツイッターには自由な言論と情報交流の場が確保されている
2 中国におけるツイッターの特徴
3 ツイッターへの中国政府の対応


⑦ 中国ネット社会の立役者の夢と現実
1 ツイッターという100%言論の自由が守られているプラットホーム
2 中国人のインターネット
3 市民社会に対する推進効果
4 ネット時代の外交と政治


第Ⅱ部 中国ネットへのアクセス法

① ネットからの中国情報の獲得法
1 中国語のウェブサイトを見るための基礎知識
(1)文字コードの設定のしかた     (2)中国語入力ソフト
2 中国の新聞メディアへのアクセス
(1)新華網     (2)人民網    (3)総合サイト    (4)地方紙その他ニュースサイト    (5)中国国外の主要ニュースサイト
3 中国のテレビ、インターネット放送へのアクセス
(1)東方寛頻    (2)その他のインターネット放送
4 中国の検索サイト、動画サイト
(1)百度    (2)動画投稿サイト
5 日本語で閲覧可能なサイト
(1)人民網日文版    (2)中国国際放送    (3)中国網(チャイナネット)    (4)その他
6 博客(ブログ)、BBS
(1)新浪博客    (2)天涯社区    (3)凯迪網路
7 日本の中国関係サイト、その他
(1)中文導報    (2)サーチナ(中国情報局)    (3)RSSリーダー    (4)ツイッターなどの微博(ミニブログ


② 中国ネット重要事件ランキング
1 2007年重要事件ランキング
(1)華南虎の真偽をめぐる事件    (2)5月30日の株式暴落    (3)山西省レンガ工場強制労働事件    (4)重慶の史上最も強固な釘子戸(立ち退き拒否)事件    (5)「アイドル唐笑が武装警察の兵士を蹴る」事件    (6)南京彭宇事件    (7)豚肉の高騰    (8)食品薬品監督管理局前局長の収賄事件    (9)ガソリン価格上昇    (10)嫦娥1号が月へ
2 2008年重要事件ランキング
(1)不動産市場の下落    (2)株式市場の低迷続く    (3)ラサの暴動と西側メディア    (4)三鹿毒ミルク事件    (5)『範跑跑』(逃げ出した範)事件    (6)北京五輪開幕式     (7)華南虎の真相暴露    (8)王石社長の義援金問題    (9)楊佳の警察襲撃事件    (10)劉翔の棄権問題
3 2009年重要事件ランキング
(1)湖北省巴東県訒玉嬌事件    (2)重慶の「打黒」(暴力団取り締まり)キャンペーン    (3)雲南省の「躱猫猫」事件    (4)上海交通管理部門の「釣魚」捜査    (5)ネット中毒の基準と治療    (6)「緑壩」強制インストール問題をめぐる争論    (7)杭州市の自動車事故    (8)吉林通化鋼鉄暴動    (9)長江大学の3学生が身を捨てて人命救助    (10)中国中央テレビはグーグルがわいせつ助長と報道
(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)

③ 中国のインターネット統制とそのかいくぐり方
1 中国のネット統制とは?
(1)厳しいネット統制    (2)統制は進化し次第に巧妙になる
2 敏感詞からウイルスメール攻撃まで
(1)どうしてダメなのか?    (2)新聞記者にはレベルアップ検閲    (3)人権活動家の名をかたったウイルスメール
3 「ネットフィルタリングシステム」
(1)公安部の巨大な「金盾工程」    (2)目による監視は人海戦術    (3)巧みな心理陽動作戦
4 ネットの統制の間隙をぬって
(1)プロキシサーバ(代理服務器)を使う    (2)vpn(ヴァーチャル・プライベート・ネットワーク)   (3)ミラーサイト    (4)統制に慣れっこの若年世代    (5)壁の外側の方が自由で魅力的

④ 日本企業はネット世論にどう対処すればよいのか
1 はじめに
2 中国のメディアに特徴的な現象「転載」
3 中国でスタンダードになりつつあるウェブPR
4 中国における口コミとは
5 中国における口コミ情報伝播の仕組み
(1)中国特有のCGMを通じた評判形成    (2)純粋な口コミによる評判の拡大
6 ウェブPRの普及に伴ってみられる様々な現象
(1)内部関係者のウェブ上での暴露による直下型クライシス    (2)クライシスにおける負のロングテール現象    (3)ネットの普及とともに顕著になり始めた危機発生のメカニズム
7 まとめ


⑤ 中国におけるインターネット利用の実態調査
1 突出するネットの利用時間
2 20代のネット依存症
3  実は、ツイッター(推特)の利用者は多い可能性がある
4  世論を知る上で、ネットは利用するが、信頼度はそれほどでもない
5 よく利用するサイトは「人民網」
6  多い論壇(フォーラム)の利用者
7 まとめ―ネット世論の把握に向けて


⑥ ネットは対外宣伝の武器となりうるのか
1 ミラーサイトを順次立ち上げ
2 西側メディアの独占を打ち破る
3 内と外に別あり
4 壊れる壁
5 プロパガンダからコミュニケーション


第Ⅲ部 中国ネット関連データ

① 万民のメディアとなったインターネット


② 中国ネット産業概観
1 概況
2 ネットゲーム
3 ネット広告
4 B2B電子商取引市場
5 B2C、C2C電子商取引
6 ネット決済
7 ネット旅行予約


③中国のネット世論はどのように監視されているのか
1 概況
2 中央宣伝部世論直報点
3 中国世論監視(モニター)産業の形成
4 中国の大学ウェブサイトとBBSの管理


④ 中国主要サイト一覧


⑤ インターネットを管理する所轄官庁


おわりに


執筆者紹介

                                                                                                                                                              • -

中国共産党や政府がネット世論を収集し分析を行うことにより、需要が創出され、世論監視(モニター)産業というものが生まれている。08年から09年の間に、世論監視のソフトウエア会社は中国市場で30社以上も存在しており、現在も増加している。

アマガミss最終話 橘君を見守る上崎裡沙さん
森島先輩編 「なんであんなに森島先輩と仲良くしてるの?たしか橘君を振ったはずでしょ・・〜・・私が橘君を守らなくちゃ」
棚ちゃん編 「ちょっと、なんでバイト先でもそんなに仲良さそうにしてるの、てっ言うかちゃんと仕事しなさいよ!ただの友達だったはずなのに・・・もう、ほっとけないよ」
紗江ちゃん編 「ちょっと、ちょっと。今度はあんな下級生と仲良くなっちゃうなんて。確かに橘君は素敵な人だけど・・・でもっ、ダメだよ!大人しそうな子だから可哀想だけど・・・しかたないよね」
七咲逢編 「部活が終わるまで橘君のことを待たせておくなんて、なんなのあの子!?・・もしかてもう彼女気取りなんじゃないでしょうね!?そんなの、ダメなんだからっ!!」
梨穂子編 「ただの幼なじみの筈なのに、なんだか急接近してるみたい。このままじゃマズイよ。クラスメイトだしあんまり可哀想なことはしたくなけど」
絢辻さん編 「人のいい橘君をあんなふうにこき使うなんて、ゆるせない!最近、実行委員になったのをいいことにいろいろ仕事を手伝わせてるみたいだし。もしかして橘君のことを狙ってるんじゃないかな?だとしたら、ほっとけないよ」