新興諸国の資本財需要―ロシアとベトナムの工作機械市場

新興諸国の資本財需要―ロシアとベトナムの工作機械市場 水野順子(編さん) 日本貿易振興機構アジア経済研究所 (2010/04)
目次--------------------------------------------------------------------------------
まえがき


総論
はじめに
資本財の定義
第1節 投資主導の成長
1 資本財の輸入の増加
2 GDP実質成長率の支出項目別寄与度
第2節 WTO体制の特徴
1 WTO加盟と高度経済成長
2 WTO体制の特徴
第3節 技術伝承による技術ネットワーク形成仮説
1 ロシアとベトナムの共通点
2 技術伝承と市場の育成
3 ロシアとベトナムにおける技術ネットワーク
第4節 資本財市場の誕生
1 ロシアのWTO加盟準備と外国企業の進出
2 ロシアの工作機械輸入
3 ベトナムの工作機械輸入
おわりに
参考文献


第1章 工作機械の技術伝承ネットワーク
はじめに
第1節 ロシアの工作機械技術伝承のネットワーク
1 諸外国からの技術導入の時系列表示
2 1960年代に国産されていた機種
3 2000年代初頭での技術レベルの推測
第2節 ベトナムの工作機械の技術事情
1 工作機械の利用技術
(1)現地に展開している日本企業の設備   (2)現地資本企業の設備
2 工作機械の生産技術
(1)ハノイ工科大学   (2)IMI Holding   
おわりに
参考文献


第2章 技術進歩に遅れたロシア工作機械産業
はじめに
第1節 生産の推移
1 NC工作機械
2 レトロフィット工作機械
第2節 工作機械企業
1 おもな工作機械企業
2 クラースニィ・プロレターリ
第3節 研究開発
1 エニムス
2 EMO2007にみるロシア工作機械の技術レベル
3 人材
おわりに
参考文献


第3章 ロシアの乗用車市場誕生
はじめに
第1節 生産動向
第2節 販売動向
第3節 純国産メーカの現状と今後の展望
1 AvtoVAZ(ヴォルガ自動車工場)
2 ルースキエ・マシーヌィ社(GAZ)
3 セヴェルスターリ・アフト(現Sollers)
第4節 主要な外国車現地生産計画の概要と現状
1 フォード
2 アフトフラモス(ルノー
3 GM-AvtoVAZ
4 トヨタ
5 日産
6 スズキ
7 VW
8 GM
9 プジョーシトロエン三菱自動車
第5節 外資系部品メーカの動き
まとめ
付録:主な合弁企業およびロシア資本企業による主なライセンス製造プロジェクト


第4章 ロシアの資本財市場誕生
はじめに
第1節 鉄道車両製造分野
1 生産の推移
2 鉄道輸送会社の鉄道車両保有状況
3 ロシアの主要鉄道車両工場
(1)機関車製造工場   (2)客車・貨車製造工場
第2節 民間航空機
1 生産および需要の状況
2 主要な民間機製造工場
(1)カザン航空機製造工場(タタルスタン共和国)   (2)アビアスター社(ウリヤノフスク州)   (3)ヴォロネジ飛行機製造株式会社   (4)民間航空機スホイ社
第3節 重電機器
1 重電機器市場の概況
2 ロシアの主要重電メーカ
(1)シラヴィエ・マシーヌィ(パワーマシン)   (2)EMアリヤンス   (3)ウラルタービン工場   (4)サターン
第4節 建設機械,農業機械
1 ロシアの建設機械部門の概況
2 農業機械分野の概況
第5節 造船
1 主要な造船所
2 艦船の建造状況
3 タンカーの建造状況
4 国が打ち出した危機打開策
まとめ


第5章 ベトナムの機械産業—需要と開発計画
はじめに
第1節 外国直接投資と工業−変化と課題
1 外国直接投資
2 製造業輸出への外国直接投資の貢献
3 外国直接投資とインフラ需要
4 資本財需要
第2節 内需指向の機械産業
1 農業機械
(1)機械化ニーズ   (2)農業機械生産主体と市場
2 ディーゼルエンジン
3 二輪車産業
(1)内需の拡大   (2)部品の国内調達   (3)開発計画
おわりに
参考文献


第6章 在越進出企業の生産体制と資本財の調達
第1節 ベトナム自動車産業
第2節 生産システムの特徴
1 大量生産の二輪車多品種少量生産的な四輪車
(1)トヨタベトナムの生産システム   (2)ホンダベトナムの生産システム
2 四輪車の日系部品メーカは国際分業の生産拠点
3 日系自動車関連の部品メーカ
(1)工業団地に集積する日系部品メーカー   (2)デンソーベトナムの例
第3節 技術と製造工程
1 小規模でもJIT(ジャストインタイム)生産を徹底
第4節 部品の現地調達
1 二輪車部品の現地調達
2 VMEP社の現地調達率
3 部品メーカの現地調達
おわりに


第7章 ベトナムの自由化に向けた国内法制度整備
はじめに
第1節 自由化に向けた動き
第2節 国際協定のインパク
1 WTO加盟のインパク
2 その他の協定のインパク
第3節 関税自由化
第4節 金融自由化
おわりに
参考文献


第8章 WTO加盟の経済効果分析
はじめに
第1節 国際貿易の概観
1 ベトナム貿易の概観
2 資本財貿易
第2節 WTO加盟の貿易拡大効果
1 分析手法
2 WTO加盟の貿易拡大効果
おわりに
参考文献


索引

                                                                                                                                                              • -

工作機械の技術に源流は、1797年イギリスでモーズレイが開発したねじ切り旋盤にまで遡ることができる。現在世界を席捲しているNC(Numerical Control,数値制御)工作機械はアメリカのMITで1952年に誕生した。NC工作機械は日本にも紹介され研究された。1958年には日本で第1号の国産NCフライス盤が発表された。NC工作機械は、1970年代に日本で急速に普及し、日本の自動車産業をはじめとする機械産業の品質の向上に高く貢献した。NC工作機械は、ドイツのように熟練技能者が十分にいない日本において、良質な高精度の部品を大量に製造することが困難であった状況を打開するのに貢献し、今日まで日本製品の品質の良さを支えている。工作機械のNC化は、画期的な技術革新であった。なぜなら熟練技能者がいない国においては、それに代替するものであったからである。

侵略!イカ娘3話 泳げないたけるに触手を使い「ほら、簡単じゃなイカ」と言うイカ娘、たける「手足使ってくれなきゃ参考にならないよ」 イカ娘「手足なんて蛇足じゃなイカ」 悟郎「人間はその蛇足だけで泳いでるんだよ、海で暮らしいたお前が万能な触手を10本も使って泳いでも自慢にはならない、自慢したいのなら蛇足だけで泳いでみろ!!」 イカ娘「いってくれるじゃなイカ、海の使者の実力みせてやろうじゃなイカっ!!」 そして全く上手く泳げないイカ娘 悟郎「かっこワル・・」 イカ娘「ブハッ!! 触手なしで泳げる人間どもがおかしいのでゲソっ!! 人間の分際で水の中を泳ぐこと事体、おこがましいのでゲソ〜!!」走り去るイカ娘、そして遠くで一人バタ足の練習をしているイカ娘「いまに見返してやるでゲソ」