海上防衛技術のすべて-艦船設計編-

海上防衛技術のすべて-艦船設計編- 防衛技術ジャーナル編集部 防衛技術協会 (2007/04)

まえがきにかけて
第1章 艦船の設計
1.艦船設計総論
1.1 艦船の名称と種類
1.2 艦船の特質
1.2.1 戦闘ビーグルとしての機能  1.2.2 艦船に要求される技術的事項
1.3 艦船設計の設計スパイラル
1.3.1 相反する要素の集積  1.3.2 設計スパイラルの概要
1.4 種々の艦船設計の概要
1.4.1 護衛艦の設計  1.4.2 潜水艦の設計  1.4.3 掃海艇の設計  1.4.4 輸送艦の設計  1.4.5 補給艦の設計
1.5 今後の艦船設計の動向

2.性能設計
2.1 船の大きさと排水量
2.1.1 船の大きさ  2.1.2 排水量
2.2 復原性能
2.2.1 水雷艇友鶴転覆事件  2.2.2 船の静的な安定性  2.2.3 風浪中での復原性能評価方法
2.3 推進性能
2.3.1 速力と船型  2.3.2 造波抵抗とプリズマティク曲線
2.4 潜水艦性能設計の特徴
2.4.1 潜航のメカニズム  2.4.2 潜水艦の復原性  2.4.3 船型と推進性能
2.5 性能設計の将来に向けて

3.構造設計
3.1 船体材料
3.2 船体強度
3.3 船体振動
3.4 防御
3.5 潜水艦構造
3.6 構造設計の将来動向

4.一般配置および船体ぎ装
4.1 船体部ぎ装設計
4.2 艦船と商船はこれだけ違う(ぎ装密度)
4.3 堪航性と坑堪性
4.4 一般配置図
4.5 マスト装置(みんなが欲しがるマストのてっぺん)
4.6 環境に対してやさしい艦船(醸しだす内なる美しさ)
4.7 建造調達と船体ぎ装(安さと性能のバランス)
4.8 艦船のダメージコントロールと民間セキュリティ

5.機関ぎ装設計
5.1 戦史からの教訓
5.2 機関ぎ装設計の基本
5.2.1 機関ぎ装設計者の責務  5.2.2 主要な機関ぎ装  5.2.3 基本設計上の重点
5.3 機動力と永続性の追究
5.3.1 戦闘艦の機関ぎ装設計  5.3.2 機関室区画配置  5.3.3 主エンジンと推進システム  5.3.4 プロペラ直径と回転数
5.4 最近の留意事項
5.4.1 多様な任務環境への適応  5.4.2 水中放射雑音のさらなる低減
5.5 潜水艦の推進装置

6.電気ぎ装設計
6.1 艦船の電気装置の概要
6.1.1 ライフライン関連装置  6.1.2 電気推進装置  
6.2 電気機器の設計(機器設計)
6.2.1 環境条件に対する考慮 ア.周囲温度 イ.湿度 ウ.動揺・振動 エ.振動・衝撃 オ.風速・爆風圧  6.2.2 各種障害に対する考慮 ア.無線障害 イ.電磁干渉対策 ウ.電磁パルス  6.2.3 電力品質に対する考慮  6.2.4 その他 ア.互換性に対する考慮 イ.磁性に対する考慮
6.3 電気装置のぎ装設計  
6.3.1 発電・配電装置 ア.発電装置 イ.負荷への配電 ウ.発電・配電装置の構成例 エ.電路ぎ装  6.3.2 艦内通信装置 ア.艦内通信装置の種類 イ.音声通信装置 ウ.艦内ネットワークの変遷  6.3.3 照明装置 
6.4 電気推進装置
6.4.1 電気推進艦の変遷  6.4.2 将来の電気推進

7.火器等・航海機器ぎ装
7.1 銃砲・誘導武器
7.1.1 銃砲の概要  7.1.2 ぎ装設計上の要求事項  7.1.3 銃砲・誘導武器ぎ装の変遷  7.1.4 設計スパイラル(デザインスパイラル)
7.2 航海光学
7.2.1 航海装置の概要  7.2.2 光学装置  7.2.3 ぎ装設計上の要求事項

8.水中武器・音響・掃海・磁気器材のぎ装設計
8.1 水中武器のぎ装設計
8.1.1 護衛艦(水上発射管)  8.1.2 潜水艦(水中発射管)
8.2 音響器材のぎ装設計
8.2.1 音響測的装置(ソーナー)の種類  8.2.2 ソーナーのぎ装設計
8.3 掃海器材のぎ装設計
8.3.1 掃海装置  8.3.2 掃討装置
8.4 磁気器材のぎ装設計
8.4.1 船体磁気  8.4.2 消磁の原理と消磁のぎ装設計

9.通信機器、電波機器のぎ装設計
9.1 基本的留意事項
9.1.1 使用目的への適合  9.1.2 坑堪性の確保  9.1.3 操作性、信頼性および整備性の確保  9.1.4 作動環境の確保  9.1.5 安全性の確保  9.1.6 秘密保全の確保  
9.2 区画によるぎ装設計の考え方
9.2.1 CICのぎ装設計  9.2.2 電信室のぎ装設計  9.2.3 アンテナのぎ装 (1)アンテナぎ装の基本的要素 ア.高周波ケーブルによる減衰と遅延 イ.反射 ウ.アンテナ間の結合度 エ.指向性、利得 (2)アンテナのぎ装位置 ア.タカン用アンテナ イ.短波通信用アンテナ ウ.衛星通信用アンテナ エ.超短波、極超短波通信アンテナ オ.レーダ用アンテナ

第2章 艦船設計の法規等
1.船舶設計基準
1.1 船舶安全法と自衛隊
1.1.1 「船舶安全法」との関わり  1.1.2 「自衛隊法」と「船舶設計基準」
1.2 「艦船」の分類など
1.3 艦船の設計に関連する法規類
1.4 「船舶設計基準」の位置付け
1.5 船舶設計基準の構成
1.6 船舶設計基準の規定項目
1.7 一般船舶の設計などとの相違点
1.8 基本設計図書への引用

第3章 艦船設計の今後の展望
1.艦船設計の今後
1.1 艦船装備開発の動向
1.1.1 世界的概観  1.1.2 艦艇装備開発の特質  1.1.3 将来の艦艇開発手法の方向性
1.2 艦艇開発業務へのM&S導入状況
1.2.1 リードシップ構想  1.2.2 M&Sの導入  1.2.3 艦艇システムシュミレーターの機能
1.3 艦艇設計態勢への提言

近年、海洋汚染防止に関するルールが早いテンポで進みつつある。国際条約では、軍艦は適用除外とされ、国内法において適用除外とならなかったわが国だけが、一般商船と比較しても早い時期からこれらの対策に取り組んできた。ごく最近ではもっと大きな変化が生じている。それは外国の地方都市、州、郡の地方議会が所属する港湾における船舶からの排水を規制する動きが急激になったことである。
艦船は省人化したとはいえ、一般商船に比べ乗員数は多く、さらにぎ装密度が非常に高い。戦闘艦ではないが所管する船についてEco Shipを追究して試算した結果、排水量が現存艦の3倍になると同時に艦の容積の2/3が汚水タンクとなってしまった。
地球温暖化防止に伴うハロン、フロン規制も難題のひとつである。フロンに代わる確実な消化剤は現在のところ水しかない。洋上だから海水である。情報技術の発展に伴い装備品は電子技術の塊となり、国家の財産ひいては国民の皆様の財産価格は非常に大きなものとなっている。これに一旦火災があれば、海水をかけて財産価値を瞬時にゼロにしてしまうのである。防衛的なダメージを勘案すれば、国宝級の美術品を失うに匹敵するであろう。
ハロン消化装置に関しては、平時の管理を厳重にし、最終手段として装備することが最善と考えられる。すなわち、ハロンを使用するに至るまでに考えられるすべての処置を行うための装置を多重化し、これを駆使しても対処不能となった場合に使用させていただくという考えである。ハロンに関して、海上自衛隊は、現在まで作動させたことはないと記憶している。だから不必要というわけではない。これは火災を起こさない不断の努力の賜物である。有事の場合は平時の不断の努力は通用しない。従って、厳重な管理のもとに、最終手段としてハロンを装備するのが最善の方法と考えるのである。

けいおん!!7話 澪は方々しょっちゅう誰かに見られていると不安がる。軽音部のみんなは誰も真面目に心配してくれなかったので、澪は生徒会に相談しに行く。のどかちゃん「ずっと誰かに見られてる気がする?ストーカーのたぐいかしら?学内に不審者がいるとは考えにくいけど・・・」 なぜか大粒の涙を流す澪 のどかちゃん「ん、ん?なに泣いてんのよ・・?」 澪「フツーの反応してくれたことがうれしくて、ぐすん」 のどかちゃん「軽音部でどんな扱いうけてるの・・・?」 そこに「真鍋さん、いるかしら?」と生徒会室に聡明な曽我部元会長さんが入ってくる。
曽我部先輩、うれしかったんだろうな〜。