日本陸軍と中国

日本陸軍と中国 戸部良一 講談社(1999/12/10)
目次

序章 陸軍支那通とは何か
中国侵略の尖兵?  アイロニー  日本きっての中国スペシャリスト  中国との関わりを見つめ直す  「支那」という呼称について  侮蔑への転換  支那通とは  参謀本部支那課  公使館付武官  駐在武官と特務機関  軍事顧問  

第1章 陸軍支那通の誕生

1 支那通の原型
清国派遣将校制度  桂太郎による再開  希薄な日中関係のもとで  派遣将校の活動  青木宣純、柴五郎、小澤豁朗  早くも独断専行の予兆  荒尾精と根津一  「東亜保全」の志士のモデル  清国派遣将校の中止  登竜門としての陸大  たたきあげからエリートへ  傍流の傍系
2 明治期の支那
軍事顧問の登場  袁世凱とのつながり  応聘将校  進む日中交流  青木宣純の諜報活動  特別任務班  袁世凱顧問、板西利八郎
3 転機としての辛亥革命
支那通総動員  革命をめぐって  革命派への支援  満蒙挙事  頓挫  理想主義と権益拡張と  

第2章  中国軍閥支那

1 情報の「前線基地」・板西公館
袁世凱との密着  第二革命の混乱  政府の支那通不信  板西の「支那併呑論」  保護と威圧  排袁政策  北京政局の混迷  援段政策  南北妥協をめぐる対立  青木と板西  板西の不満  板西公館の遺産
2 張作霖の軍事顧問
中国の日本軍  どちらが利用されていたのか  軍閥の時代  張作霖との提携  安直戦争  張作霖に対する方針  第一次奉直戦争  軍事顧問への不信と警戒  第二次奉直戦争  クーデターの筋書き  「天下取り」のゲーム
3 張作霖爆殺
郭松齢の反乱  北伐開始  第一次山東出兵  第二次山東出兵  河本の排張論  爆殺へ  組織ぐるみの謀略?  新旧世代の対立

第3章  新支那通の登場
1 典型としての佐々木到一
支那通への道  喧嘩到一  陸大時代  現地調査  特務機関員として  満州里でのつまずき  不遇の内地勤務時代  国民党通としての素地
2 国民革命への共感
国民党かぶれ  孫文への傾倒  陸軍の孫文軽視  孫文の権力基盤  革命への共感  支那陸軍は改造されねばならぬ  革命軍青年将校  
3 北伐への対応
孫文の死  軍閥への嫌悪感  張作霖失脚の予見  公使館付武官補佐官  佐々木と本庄の軋轢  国民革命の予感  新世代の評価  微妙な変化  南京へ  

第4章 ナショナリズムの相克
1 南京事件
勃発  虐殺の恐怖  「隠忍自重」も甲斐なく  事件の衝撃  「赤化」への憂慮  好漢蒋介石「自愛せよ」  膺懲論  南京常駐へ  革命の堕落?  不変の「民族性」
2 済南事件
革命軍に従軍  第二次山東出兵  衝突  遭難  殺、殺、殺  汚名  憤懣  幻滅  革命は支那を増長傲慢にしなかったか
3 満州事変
張作霖爆殺を献策?  日中衝突不可避との予感  満州事変の底流  支那民族性への悲観  柳条湖事件  土肥原謀略  軍事クーデター計画  謀略の季節の始まり

第5章 日中衝突
1 満州国軍の養成
転向  「道徳国家」満州国  満州国軍育成に心血を注ぐ  近代軍構想  関東軍の反対を押し切る  誤れる優越感  裏切りの予感  諦観
2 盧溝橋への道
中国非国論  正当化のロジック  中国の国内事情こそが原因である  事態好転の兆しも  国民党への不信  華北の震動  梅津・何應欽協定と土肥原・秦徳純協定  新支那通の時代  土肥原の北支工作  冀察政務委員会の成立  根本是正  板垣の「分治合作論」  状況は好転せず  北支工作の逆説  悪循環の始まり  内蒙工作の失敗  西安事件の衝撃  再認識論  暗雲
3 日中和平の模索
対支一撃論  致命的な判断ミス  全面戦争へ  国民政府を対手とせず  支那通同士の対立  謀略工作  コードネーム  土肥原機関  和平工作  梅機関と汪兆銘工作  紆余曲折の果てに  支那通の終戦工作  

終章 支那通の功罪
南京「虐殺」  『私は支那を斯く見る』  支那に「裏切られる」  中国と日本陸軍  支那通の通弊  変化の予感  中国を知りすぎたゆえに  軍の要職へ  支那通は派閥か  敗戦

年表・表

参照文献

あとがき

佐々木によれば、満州国を構成する主要な民族は、指導的地位を有する少数の日本民族と、絶対多数を占める漢民族であった。では、少数者の日本民族は将来、この指導的地位を放棄して多数者の漢民族と対等となることがあるのだろうか、と彼は自問する(「満軍整備と之に関する軍事政策上に於ける重大認識に就て」)。つまり、漢民族が十分な政治的訓練を受けて統治能力を身に付け、多数にものを言わせて旺盛な経済力を発揮し、日本民族に指導的地位の放棄と完全な平等を求めてきたら、それを躊躇せずに受け入れるべきだろうか、というわけである。
こうした疑問を率直に自らに問いかけるのは、いかにも佐々木らしい。けれども、彼の答えはあくまで否であった。というのは、日本が国防資源と国民経済の必要上、ある程度まで満州国の利益を犠牲にせざるを得ないからである、と彼は言う。また、日本は満州国から国防を委任されているかでもある。かくして日本人の指導的地位は「悠久無限」とされる。
とすれば、漢民族は当然こうした不平等に不満を持つだろう、と佐々木は論じる。また、彼らの民族意識が民族協和の方向に向かうのではなく、民族自決の方向に向かう可能性もある。とくにソ連や中国ととなりあってることからすれば、有事にそうした事態になる可能性はかなり高いと考えておかねばならない。そして、漢民族がそうした傾向を現わした場合、日本はそれを力で制圧せざるを得なくなるだろう、と佐々木は主張した。
このことは満州国軍の育成にも重大な関連があった。佐々木によれば、国軍を建設するためには、旧軍閥時代の私兵観念を打破して確固とした国軍意識を植えつけねばならない。ただし、この国軍意識が漢民族民族意識の目覚めや失地回復の要求に「歪曲」されるならば、国軍の建設がおぼつかなくなってしまう。
ここに軍政部顧問の重大な任務がある、と佐々木は指摘する。すなわち顧問は、満州国軍に国軍意識を植えつけると同時に、有事の際に国軍が日本軍の背後を脅かすことが万に一つもないように教育しなければならなかった。佐々木が国軍の核とすべきだと論じた憲兵隊は、日本人顧問の把握のもとで国軍の謀反を防止するという役割も担うものとされたのである。
橋川文三氏は、佐々木が満州国軍の育成に全力を注ぎながら、その背反の可能性もきわめてリアリスティックに考慮していた形跡がある、と指摘している。橋川氏によれば、「彼の思念の中には、いわば最も信頼していたものに必ず裏切られるという歴史哲学が含まれているかのようでさえある」という(『ある軍人の自伝』解説)。たしかに、少なくとも済南事件以降の佐々木には、そうした傾向が見受けられる。「裏切られる」というのは、彼にとって一種の強迫観念でさえあったかもしれない。

聖痕のクェイサー14話 謎のロボット軍団を倒しサーシャを見送った後、グレイト・リリー仮面(華おねーちゃん)「お別れの挨拶は済んだかしら?リリー仮面」 リリー仮面(美由梨)「グレイト?」 グレイト「さぁて、それじゃファイナルウォーズといきましょうか」 リリー仮面「ファイナルウォーズ?」 グレイト「最後に戦い、ヒーロー同士の最終戦争」 リリー仮面「ヒーロー同士って?わたくしとあなたが、どうして?」 グレイト「どうしてって、世の中にヒーローは二人もいらないでしょ」 リリー仮面「あなたと戦うなんて、私にはできない!」 グレイト「あっそう。それじゃしかたないわね、一方的にいかせてもらうわよ!!」 グレイトの攻撃を受けるリリー仮面「どうして・・・ずっと、ずっと仲間だと思ってきたのに・・・許せない」 グレイト「そうこなくっちゃ!」 リリー仮面「これが、わたしの正義の力」 グレイト「忘れたの。ヒーローは強くなければヒーローとは呼ばないの!!」
倒れるグレイト「それでこそ・・真のヒーローよ・・」 リリー仮面「ええ?・どうゆうことですの?」 グレイト「その力はあなたが元々もっていたもの・・・よかった、目覚めさせることができて・・」 リリー仮面「な?もしかして、そのためにわざと?」 グレイト「でも・・まだ終わっていないの・・まだあの人が・・」 リリー仮面「あの人・・先生のこと!?」 グレイト「あの人はあちらにいる。あの塔の上であなたを待っている。彼女こそこの世の悪の根源・・お願い、彼女を倒して、あなたには出来るわ」 リリー仮面「わかりました、必ず、必ず倒しますわ」 グレイト「ありがとう・・たのんだわ・・リリー・か・・めん・・」
教会で祈るテレサちゃん「神よ、どうかみなさんをお救いください。そして神よ、もうおやめください、私たちをもてあそぶのを・・うっうう・・」涙ぐむかわいいテレサちゃん。
正義の味方には先生カーチャんのかわいい攻撃も通用しないのであった。みゆりもお金持ちなんだから、スク水・エプロンでなくてもうちょっといいやつなかったのか? けっこう仮面みたいな必殺技だな。
混沌としてるとこは難しい。