現代中国の政治的安定

お目ものーと
現代中国の政治的安定 佐々木智弘−編 日本貿易振興機構アジア経済研究所(2009/04)

第二に、不満の焦点についてである。事例を分析してみれば、およそ①手続き(収用手続きが強引で請負農家の意思が無視されていること)、②補償(土地補償が適切なタイミング、適切な金額で農家の手に渡っていないこと、失地農民となった後の生活保障が適切に行われていないこと)、③腐敗(土地使用権の譲渡や補償金をめぐっての財務が不透明であり、幹部が私腹を肥やしている疑いが濃厚であること)の3点に集約される。とりわけ②の土地補償費用の問題は普遍的にみられる。ここからいえるのは、失地農民の不満の焦点の具体的・即物的性格は、上記の表出単位の小ささと結びついており、具体的な問題が解決ないしは一応の決着をみると、抗議行動も自然に消滅することになる。諸外国の農地収用をめぐる抗議行動事例と比較してみても、おそらく中国の失地農民による抗議運動の組織化程度の低さと持続性の欠如は特筆に値するものであろう。
第3に、不満の向けられた標的についてである。不満の焦点が具体的・即物的である点を反映して、不満が向けられるターゲットも身近な対象であるのが特徴である。表2でいえば、事例の2,3,7,8,9,11などがこれに相当する。農地収用の主体は地方政府であるが、農民の抗議行動の対象となるのは、特に村民委員会レベル、つまり最末端の「地方政府」であるのは非常に特徴的である。収用目的からみて、農地収用を必要としているのはより上級の地方政府のプロジェクトである場合も多いが、公益のための大きな建設のための土地収用が、往々にして、互いに顔見知りの村民と村幹部、ないしは村民と郷鎮幹部の間の衝突として現れるのである。地方、予想されたことではあるが、省政府や中央政府に対して直接的な不満が向けられる事例は見あたらない。日本の成田空港建設をめぐる地元農民の闘争が、全学連など広範な社会勢力を巻き込んで、数十年間も継続されたような事態は、中国では想像しにくい。土地を収用される農民の抵抗運動に、「国家権力への抵抗」という図式が映し込まれないところに、1つにの中国的な特徴があるだろう。

かんなぎ第六幕 メイド喫茶初体験でうきうきな貴子先輩「で!!このゲームはいったいどんなSFファンタジーバトルなの!?」 秋葉「いえ、ただの現代劇ですが」 貴子「うそ付けっ♡現代ものでこんなありえない服、着るわけないでしょぉ♡!!」 秋葉「それを言ってはだめなんです。てっいうかほんとにおちついて」
水戸黄門はこんな感じで現代劇なんだけども、売り込めば売れるだろうに。懲らしめてやりなさい。