ハヤテのごとく!9巻

ハヤテのごとく!9巻 畑健二郎 小学館 (2006/12/16) 第6話
ハヤテのことが何故きになっているか答えを模索していたヒナさん。親がいなくなったという似た体験のあるヒナさんはそれかもとハヤテが親に捨てられた時どう思ったかと聞いてみる。ハヤテ「へ?」「いや・・・どうって・・・ヒドい親だな〜って・・・子供捨てるなんて人として最低だし・・・」 ヒナ「・・・・」 ハヤテ「こんなろくでなし、他にいないっていうか・・・」「ま、人間失格。人間・・・」 声を大きくしヒナ「理由が!!」 ハヤテ「・・・・・?へ?」 ヒナ「理由があったんじゃないかって・・・思わなかった?」 ハヤテ「理由・・・ですか。」 自分のことを言うようにヒナ「そうよ!!」「あんなに優しかったのに突然いなくなるなんて・・・!!何か仕方ない理由が・・・!!理由が・・・・・」 ハヤテ「はは・・・そんなのないですよ。あったとしても・・・逃げた事に変わりはないですし・・・」 ヒナ「・・・・・」「・・・・・」「そうね。」「ごめんなさい・・・変な事聞いて・・・」 その場から立ち去ろうとするヒナの心中「聞いたところで・・・仕方ないのに・・・」 語り「このとき少年は思った!! 今全力でこの少女にいわなくてはならない事があると! 言わなければ・・・もう何もかもが終わってしまう予感が少年にはした!! だから!!」 ハヤテ「ヒナギクさん!!」 振り向くヒナ「へ?な・・・何?」 ハヤテ「え!?いや・・・」「あの・・・その・・・で!!ですから・・・!!」 ヒナ「ですから?」 ハヤテの心中「僕が言うべき事!僕がここで言うべき事!!土下座ではなく!!今!!ヒナギクさんに言わなくてはいけない事!!それは−!!」 ハヤテ「クジラとイルカの違いは・・・大きさだけなんですよ。」 ヒナ「・・・・・」「だから何?」 ハヤテ「え!?いやだからその!!励まそうと思ったんですけど・・・!!」 語り「言うべき事はトリビアではなかった。」 ヒナ「励ます手段が豆知識なんだ。」 真っ赤に両手で顔を押さえるハヤテ「はうう!!そんな人が殺せる冷たい視線をあびせないでください!!」 一息つくヒナの心中「気になるわけはなんだろ・・・そんな事さえ・・・どうでもいい気がしてきた。」 ヒナ「くすっ ま、プレゼントは楽しみにしてるわ。」
気の利いたことなんかいきなりでてこないっすよ。気持ちがつたわれば。