発酵

ウィーン発 『コンフィデンシャル』 7月17日の記事:インド首相と「一杯のワイン」

ところで、ザ・ウィンザーホテル洞爺で拡大会合ワーキングランチに臨む各国首脳たちの写真を見ていたインド出身の友人の国連記者が突然、「日本人はわが国の首相を毒殺するつもりか」と叫びながら、当方のデスクに来たのだ。
 何か起きたのか聞くと、友人は外務省提供のサミット関連写真のコピーを見せながら、「君、ウェイターがわが国のマンモハン・シン首相にワインを注ごうとしているではないか。シン首相はアルコールを絶対飲んではいけないのだよ」という。友人によれば、シン首相はインドでも2%ぐらいの少数派宗教シーク教の信者だ。シーク教はアルコール類の飲食を禁止している。それを知ってか、知らずにか、日本人のウェイターがシン首相に確かにワインを注いでいる。「これはシーク教派信者を毒殺する行為だ」(友人)ということになるわけだ。

さいころのインドのイメージはというか何故か今でもターバンのイメージが。
取り合えず一口、悪しき風習と言わないまでも。自分でも、まあ僕はなんでもなんだけど鈍感力高すぎなことはよくあるかも。
下々の者はお酒を飲まなくとも飲み会参加は無粋でなくなってきたから、まあまあ。