フラッシュ・ボーイズ 10億分の1秒の男たち マイケル・ルイス著 東江一紀訳 渡会圭子訳 文藝春秋(2014/10/10)
目次-------------------------------------------
序章 幻想のウォール街
第1章 時は金なり
第2章 取引画面の蜃気楼
第3章 捕食者の手口
第4章 捕食者の足跡を追う
第5章 ゴールドマン・サックスは何を恐れたのか?
第6章 新しい取引所をつくる
第7章 市場の未来をかいま見る
第8章 セルゲイはなぜコードを持ち出したか?
第9章 光より速く
謝辞
訳者あとがき
解説 日本のフラッシュ・ボーイズ
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旧ソ連の教育制度は、国民を人文科学から引き離して数学や科学に向かわせた。またおかしな話だが、旧ソ連の文化を身につけた国民は、なぜか21世紀初頭のウォール街の文化になじむ下地ができていた。旧ソ連の統制経済は悲惨で複雑だったが抜け穴だらけだった。抜け穴だらけだった。あらゆるものが不足していたが、入手方法を知ってさえいれば、あらゆるものが入手可能でもあった。
複雑系ってのは予測できないもののことだ。もともと予測できない性質を持つシステムを、どうすれば安定させられるんだ?」ゾランはそのテーマに関する本を、片っ端から読んだ。なかでも気にったのがM・ミチェル・ウォルドロップの本で、そのものずばり『複雑系』というタイトルだった。
ステマじゃないってのはこういうことを言うのだけど、「ステマじゃありません」と思ってるのがよく訓練されたステマだから、ってのもある。
日本においては例え話的っぽいな『九条清隆 相場観と金融工学』http://blog.livedoor.jp/kkujyo/archives/43057038.html
が参考にはなるっぽい。