クライシス・キャラバン―紛争地における人道援助の真実 リンダ・ポルマン (著) 大平剛 (翻訳) 東洋経済新報社 (2012/12)


目次----------------------------------------------------------------
序章


第1章 ゴマ―完全なる倫理的災害


第2章 契約フィーバー


第3章 モンゴ(MONGOs)


第4章 ドナーのお気に入り


第5章 戦争の武器としての援助


第6章 難民戦士たち


第7章 兵糧攻め


第8章 被援助側が支配するとき


第9章 アフガン詐欺


第10章 人道主義時代の論理


あとがき―彼らに質問をあびせよ


謝辞
訳者あとがき
付録 援助業界裏用語
参考文献
索引

                                                                                                                              • -

 ジャーナリズムも責任を負っているが、実際問題としてジャーナリストが援助機関を問題にすることはほとんどない。たとえば、彼らは難民キャンプのまわりをNGOに案内させることで満足している。もしそのようなキャンプがオランダや英国にあって、NGOではなくケア会社やケータリング企業に外注されているなら、ジャーナリストは次のようなことを正確に知りたいと思うだろう。すなわち、なぜそのキャンプが必要なのか、実際にそのキャンプが本当に必要なのかどうか、どれほどの賄賂が誰から誰へ渡されたのか、援助従事者は援助業務のための適切な免許を有しているのかどうか、援助従事者は住民の権利、近隣住民、それに環境に当然の注意を払っているのかどうか、どのようなたぐいのアフターケアをケア会社は提供するつもりでいるのか、そして地方政府は利益を共有しているのかどうか、といったことだ。しかし、援助団体ということになると、ジャーナリストは反射的に是認するのだ。援助機関はマザー・テレサのようにみせかけるビジネスなのだが、レポーターたちはそう見えない。援助産業専門のジャーナリストはほとんどいない。

魔法少女まどか☆マギカ11話 キュゥべえ「正しくは君の魔法の副作用?と言うべきかな」
魔法少女まどか☆マギカ11話 ほむらちゃん「繰り返せば、それだけまどかの因果が増える、私のやってきたこと、結局・・・」
魔法少女まどか☆マギカ最終話 まどか「ほむらちゃん、ごめんね。わたし魔法少女になる」


援助関係者がどれだけまどかの言葉に救われたであろうか。