世界はさっぱり動いてるでありますぅ

経営コンサルタントのつれづれ日記 7月23日の記事:ゼファー、スルガコーポ、真柄建設の破綻に思う

それ以上に、やはり銀行団の見極めが早くなったのではないか、という点を感じました。これまでは、銀行ははじめのうちはある程度のことがあっても、セカンドチャンス的な支援を行っていました。リスケジューリング等です。
しかし、過去の経験上、早期の見極めが結果的に回収の極大化をもたらすこと、一度歯車が狂うとそう簡単には戻らないことを知ったこと、少しグレーな取引をしている企業とはヒットアンドアウエーで取引すること、銀行の数が極端に少なくなったため、他行の目を以前ほど気にする必要がないこと、償却体力があることなどが重なったのだと思いますが、昨今の破綻数の多さには、あっさりと見極めているようにも感じます。
これは個人的にはよいことだと思います。ずるずると引きずっても、お互いの体力を消耗するだけですし、病気は早めの治療が一番だと思います。(もちろん、ケースバイケースなので、常に見極めるのが正しいとは思わないですが、過去は「銀行が潰した」という評価を嫌う面もあった)。

ドライ、ドライ、理屈じゃな〜い♪ 乾いた感じだね。
農協にしても変わる時は外からなんかがやってくる。