敵か味方か?バラマキの形。

日本経済新聞 2月21日〜23日の記事:「石原銀行」の誤算 上・中・下 「縮小均衡」の延命策 新銀行が再建計画、営業改善道筋見えず ・ 進むも引くも地獄、強まる泥沼化の恐れ ・ 都の強気で無理な運営 甘い審査で融資焦げ付き から1部

新銀行とって本来は「本業は順調だが資金繰りが厳しい」という中小企業が顧客のはず。ところが倒産予備軍にも多額の融資を実施し、焦げ付かせた。

たっはー、融資も難しいね。
そもそもどんな考えで銀行が出来たか、そしてあれっな展開になってったか、新銀行東京構想の言いだしっぺ、世界の有名人である大前研一のコラムに書いてあった。
日経BP社 SAFETY JAPAN 大前研一コラム 第68回“東京都の銀行”、巨大赤字の真相 2007年3月7日の記事 の1部

はじまりは石原都知事との食事での会話だった。2001年8月27日のことである。わたしは「大銀行をはじめとして、金融機関がバタバタと倒れている時世に、東京都の運用資金など日によって9兆円にも達するお金を、1000万円以上保証されない都市銀行に預けていていいのか。危ないのではないか」と話した。そして、「東京都が銀行を作ってはどうか」と手元資料(下記)を見ながら提案したのである。

がいつの間にか全く違う方向に。

確かに政治家にとってはこの二つが重要なのは分かる。当時は中小企業やベンチャーは資金を集めることに苦心していた。銀行からも貸し渋り貸しはがしなどが行われ、倒産が相次ぐという状況だった。中小企業やベンチャーを支援することは、政治家としても重要課題だと考えたのだろう。

 だが、それは政治家としての立場で考えたものであって、わたしのようなビジネスコンサルタントにとってはとんでもない話なのだ。そういうことは銀行が利益を上げ、儲かる状態になってから、その利益の一部を使って手を出すべきことである。利益も上げていないうちから、そういう支援に着手しては痛い目を見るのは明らかだった。

 いや、そもそも東京都の役人でベンチャー企業の目利きができる人材がいるのか。目利きもできないのに、支援をすることができるのか。起業家養成学校アタッカーズビジネススクールを10年以上経営し、起業家を見抜く仕事を長年やってきているわたしから見ると、ベンチャー支援などは大企業でさえもできないと思っている。ましてや役人や政治家にその嗅覚があるとはとても思えない。一方の中小企業への貸出しは大銀行でさえも不得手な領域である。いまの金融庁のマニュアルでは貸し出してもすぐに引当金を積まされるのが関の山である。

と、こんなとほほな感じに。政策金融として重要な部分は確かにあったのだろうが、今回は酷かったんだろうね。生活保護とか反社会勢力にお金が渡ると可能性があると警戒するよう、これもこれでね、気おつけなきゃいけないだろうね。
そんなお金に無縁な無職の僕には、うらやましいな。就職活動するものの全然うんともすんともな感じで、売り手とか聞くのに。全くあれもこれも上手く行かないのは名前は薄々気がついているものの名前は伏せるがある闇の組織のさしがねだな。お母さんも黙ってないで、実は選ばれし勇者だと言うことを言ってくれれば、そんな妨害があろうとも覚悟は出来るのに。今はそう言うことかと分かったけども。日本はまだ平和だから僕の出番はまだだけどもね。それにしてもさすがにもうやばいよ、お金が無いと人は生きていけないんです。