今月の映画 ウェルカム! ヘブン

ウェルカム! ヘブン 西/仏/伊 2001年
冒頭歩きながら話す二人 カルメン「歴史がちゃんと証明しているよ」 ロラ「証明なんかしてない、歴史は耳は貸さない」 カルメン「独り言を言うだけ。 頼りにならない“彼”よりマシさ」 ロラ「誰のこと?」 カルメン「神だよ。悪魔を退治したくてもできないなら“彼”は臆病、退治できるけどしないなら“彼”は悪党さ」 ロラ「その両方なら“臆病で悪党”つまり“彼”は神じゃない。エピクロスの論法でしょ?役に立たないわ。面白いけど知性がマヒしてくる、神は臆病でも勇敢でもない何ものでもないの」 カルメン「よくわかんないな」 ロラ「聖書は知ってるわね?」 カルメン「ロラ、私はプロだよ」 ロラ「じゃ、出エジプト記第3章14節は?」 カルメン「神はモーセに言った“私はあるという者だ お前をイスラエルの民に遣わす”」 ロラ「本当はこう言ったの“私はあるであろう者だ”未来形よ現在形は翻訳ミスね“神はいつか来る”それが私の希望よ」 カルメン「インテリを口説くには最高の話だけど物事はもっと単純さ、あんたたちはマティーニのオリーブ」 ロラ「つまり添え物?」 カルメン「その通り」 受付に着いて受付「どちらへ?」 カルメン「約束があるの」 受付「どうぞ」 歩きながら話す二人 カルメン「あんたたちは戦いに勝てないよ」 ロラ「そうかもね」 カルメン「勝てないのになんで戦うのさ」 ロラ「主義だから」 カルメン「まったく無茶だよね」

思いまた職務を実行に移すまた実現するというのはそのシチュエーションに遭遇しても難しいものなのだ。「ジャッジメントですの」で有名な「とある科学の超電磁砲」の白井黒子の私生活はともかく善の方向性と職務のスキルをかね合わせている感じがしびれる。