狂乱家族日記 21話

小さい時からサンタさんのおじいちゃんが毎年決って夜出かけてしまうことにクリスマスを嫌いになってしまった黒サンタさん、で今年「だ・か・ら、怖くて悪いブラックサンタさんが、ぜ〜んぶ台無しにしちゃう。語り継いでよ都市伝説、恐怖に怯えて子供達、夜明けとともに響けよ悲鳴、今年の聖夜は優しくないよ〜!」
うんうん。
クリスマスを知らなかった凶華「サンタさんだかなんだか知らんがこれまで一度たりとも凶華様の所に現れたことがない」とそして今年こそプレゼントをっと凰火相手に騒いでるのを横目でしら〜と見てる銀夏と千花、それを見て凶華「あん、どうした?」と千花「え、えっとね、いいにくいんだけどサンタさんからプレゼントをもらえるのは子供だけなのよ」 銀夏「つまり、見た目はそんなでも立派な大人なお母様は、もらえないってわけ」 びっくり放心状態な凶華「にゃんと!!?」 そして一人ぶつぶつ言いながら縁側に座り泣いてる凶華、月香に「ははうえ」と慰められるものの、凶華「うえぇぇ〜〜ん ばかー!!」 と走って自分の部屋に引きこもる凶華。
早くも夢破れたり〜。しょっくでかいよね。ばか〜、としかいい様がないよね。
あの大騒ぎなか優歌ちゃん「すー、すー、すー」
雹霞ちゃんもそうだけどすごいな、まっ夜だし良い子は寝ていないとね。
ありゃま、にせものと勘違いして凶華、ほんもののサンタさん打ち落としちゃったよ。
見習いのサンタさんを一人前にしてやると黒サンタさんが乗ってきたソリに一緒に乗る凶華「お、おお、すごい!ほんとに空を飛んでいるぞ!! 人がゴミのようだ街もゴミのようだ、ちゃんと掃除しておかないとお母さんに怒られるぞ、おろかもの〜!!」
絶好調だな。やっぱ空飛ぶって楽しいのだろうね。そりゃはしゃぐよね。
月香「がってん!」
がってん、って。
全世界の子供達にプレゼントを配る凶華達に黒サンタ「なんで、なんでここまでするんですか!?だって相手は見ず知らずの子供なんですよ!」 凶華「それが、貴様が一人前のサンタになれない理由だ」
なるほど。
サンタさんと戦う凶華を空で見てる銀夏「お母様が押されている!」
あの凶華を相手に、さすがサンタさん。
家族みんなからプレゼントをもらう凶華「き、きさまたち〜」「ば、ばかもの、こんなにいっぱいもって帰るのが大変ではないか〜」「だいたいなんだこれは、こんなかわいらしい手袋、恥ずかしくてつけられるか」「そ、それに雹霞、貴様いったいこれはいったいなんの装置だ、取り付ければ凶華様の性能が3倍になるのか」「まったくみんなどうして凶華様を選ぶ時呼んでくれなかったのだまったく、ふはははは、こまったな、ふはははははは」 それを見てる黒サンタ「なんで、あんな嬉しそうに」「おじいちゃん」肩に手をやるサンタさん「ごらん、プレゼントをあげた人は代わりに幸せのかけらをもらうんじゃよ」 黒サンタ「幸せの、かけら」
僕も最近お母さんからお菓子の入った小包が。まったく、このお菓子の選びかたはなんなのだ、まったく、かりんとうってまったく、シンプルにチョコとかクッキーでいいのに、まったくぅ。