食中毒、冷凍加工品輸入問題

時事ドットコム 1月31日の記事:天洋食品輸入、年1300トン=国内3社、問題のギョーザ−厚労省
事件の概要や時系列等はよく分かってないけども、工場に原因があるようです。実績のある工場であるとなかなかどの程度詳細な報告があったか分からないが、食関連で現在騒がれ即回収がよく行われてるとしても因果関係がはっきりせずの段階で決断を下すのは難しいのかもしれない、しかし今回は確かに後手に回ってしまったかもしれない、なんとも簡単にいえないものの、第一に被害者の命を奪いかねない危険にさらし、消費者の全体的な食品に対する信用を失墜させ、そして関与した製造・商社の印象を著しく棄損させたからだ、食品に限らずだがその影響は不二家の例に見るように当然ではあるものの会社の存続おも左右する、そして今回は最も発生させてはならない食中毒事故なのだ。そして今回は2国間にまたがる問題でもあり、ある程度2国間の調整も再発抑制のため必要だろうと思う。事故が発生・発生したと思われる状況が起きた場合に如何に迅速に妥当性を持って対応するかが内部統制改革の主の一つであったのであるのだから、今回の経緯の詳細な報告・調査・分析を公表し再発を業界等を超え示す必要がある。
せっかくだからついでに、これ書かれたの古そうだけども、全然今も身に沁みると思います。
月刊HACCP 好評連載中 トップへのHACCP講座(2002年4月号)「食品業界の5S」(株)フーズデザイン 加藤光夫
ちょこっと一部

G7(先進7カ国)の中で、食品の安全衛生信用にいい加減な国は日本だけだった。食品をごまかすような悪事をやった食品企業は、消費者と業界から直ぐに打ち払われてしまうのが日本以外の国の常識だ。食品をごまかしたり危険な製品を出すことに対して厳しいのは、人は食べ物を食べないと生きていけないからである。飛行機は落ちるから怖いというなら乗らなければいい、車は事故が多いからいやだというなら歩いてけばいい、しかし食べなければ人は死ぬ、だから食品は安全なものを流通させなければならない。米国がHACCP規制に入ったとき「連邦政府は安全な食品を国民に提供できるシステムを作る義務がある、だからHACCP規制をするのだ」というメッセージが冒頭に入っているが、これで食品の重要性が分かるであろう。一万人の食品工場でも、たった一人の工場でも、安全な食品を出す義務がある、ましてや分かっていながらごまかすなんてもっての外である。日本の食品業界は、新しい時代に入った、責任が重くなったのだ、先進国並になってきたのだ、フードサイエンスとHACCPが必要になり、業界のレベルがぐんと上がってきたのだ、うれしいことではないか、良い仕事をしよう。

食の近代化を〜!!